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おうらい‐もの【往来物】ワウ‥🔗🔉

おうらい‐もの往来物ワウ‥ 鎌倉・室町時代から明治・大正期に至るまで、初等教育、特に手習所用に編集された教科書の総称で、数千種つくられたといわれる。「往来」は消息往来の意で、平安末期の「明衡めいごう往来」「高山寺本古往来」などを先駆とし、書簡文の模範文例であったが、中世以降は教科書的なものとなり、「庭訓ていきん往来」「商売往来」「百姓往来」など、庶民教育に重要な役割を果たした。 ⇒おう‐らい【往来】

広辞苑 ページ 2498 での往来物単語。