あ・ける【
明ける】
〔自下一〕[文]あ・く(下二)
(アカ(明・赤)と同源で、明るくなる意)
①明るくなる。夜が終わって朝になる。万葉集
15「ぬばたまの夜見し君を―・くる朝会はずまにして今そ悔しき」。「夜の―・ける前に出発する」
②日や年があらたまる。宇津保物語
俊蔭「―・くる午の時ばかりまで」「また、―・くる年もくれぬ」。「―・けましておめでとうございます」
③期限が満了する。終わる。平家物語
5「親討たれぬれば孝養し、忌
いみ―・けて寄せ」。「年季が―・ける」「梅雨
つゆが―・ける」
⇒明けても暮れても