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○一昨日来いおとといこい🔗🔉

○一昨日来いおとといこい 二度と来るなの意で、ののしり追い返す時にいう。おとといおいで。 ⇒おと‐と‐い【一昨日】 おとと‐え弟兄】 きょうだい。はらから。 ⇒おと‐と【弟】 おとど‐がね大臣がね】 近く大臣に予定されている人。大臣候補者。栄華物語本雫「今日・明日の―にておはするが」 ⇒おとど【大殿・大臣】 おと‐とし一昨年ヲト‥ (ヲチトシ(遠年)の転という)昨年の前の年。前々年。 おとど‐まち大殿町】 貴人の邸宅の建ち並んだ一画。宇津保物語藤原君「それは―なれば板屋なく」 ⇒おとど【大殿・大臣】 おとと‐むすめ弟娘(→)「おとうとむすめ」に同じ。続詞花和歌集「―の十一二ばかりなるが」 ⇒おと‐と【弟】 おとど‐や大殿屋】 5月の騎射の時、左近衛・右近衛の馬場で、次将の着座する所。 ⇒おとど【大殿・大臣】 おとな乙名】 (「大人おとな」と同源) ①一族の長。家長。平家物語2「資賢卿はふるい人、―にておはしき」 ②中・近世、村落の代表者、また、実力者。乙名百姓。年寄。宿老。 ⇒おとな‐なり【乙名成】 ⇒おとな‐びゃくしょう【乙名百姓・長百姓】 ⇒おとな‐わたし【乙名渡し】 おとな大人】 ①十分に成長した人。(元服または裳着もぎが済み)一人前になった人。成人。源氏物語桐壺「―になり給ひて後は、…御簾みすの内にも入れ給はず」。「体だけは―なみだ」↔子供。 ②考え方・態度が老成しているさま。分別のあるさま。源氏物語若紫「そもそも女は人にもてなされて―にもなり給ふものなれば」。「あの青年はなかなか―だ」 ③女房などの頭かしらに立つ人。更級日記「我はいと若人にあるべきにもあらず、また―にせらるべきおぼえもなく」 ④子供がだだをこねたりせず、おとなしいさま。「いい子だから―になさい」 ⑤痘瘡の異称。〈日葡辞書〉 ⇒おとな‐がい【大人買い】 ⇒おとな‐ごころ【大人心】 ⇒おとな‐ごと【大人事】 ⇒おとな‐っぽ・い【大人っぽい】 ⇒おとな‐なみ【大人並】 ⇒おとな‐やく【大人役】 おと‐ないオトナヒ ①音がすること。ひびき。音。源氏物語夕顔「めざましき―とのみ聞き給ふ」 ②耳に感ずるけはい。様子。更級日記「梅壺の女御ののぼらせ給ふなる―」 ③評判。増鏡「世の―きこしめす入道宮」 ④おとずれること。訪問。新勅撰和歌集「梅壺女御まうのぼり侍りける―を、よそに聞き侍りて」 ⇒おとない‐びと【おとなひ人】 おとない‐びとおとなひ人オトナヒ‥ 訪問客。貫之集「―の馬よりおりて」 ⇒おと‐ない おと‐な・うオトナフ 〔自五〕 ①音を立てる。ひびく。神代紀「夜は熛火ほほの若もころに喧響おとなひ」 ②訪問する。おとずれる。源氏物語宿木「―・はず侍るめり」 ③手紙を出す。音信する。源氏物語「かき絶え―・ひ聞えざらんも」 おとな‐おとな・し大人大人し】 〔形シク〕 いかにもおとなびている。源氏物語薄雲「御年よりはこよなう―・しうねびさせ給ひて」 おとな‐がい大人買い‥ガヒ 玩具付きの菓子など子供向けの商品を、大人が高額をつぎこんで大量に買いこむことをいう俗語。 ⇒おとな【大人】 おとな‐く・れる大人くれる】 〔自下一〕 大人ぶる。ませる。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「―・れたるふり」 おとなげ‐な・い大人気無い】 〔形〕[文]おとなげな・し(ク) 大人らしくない。子供っぽい。思慮のある人らしくない。浄瑠璃、国性爺合戦「刃でむかふは―・し」。「子供相手のけんかとは―・い」 おとな‐ごころ大人心】 おとならしい心。世なれている心。狭衣物語3「御―もうれしく思ひきこえさせ給へれば」 ⇒おとな【大人】 おとな‐ごと大人事】 痘瘡。おとな。日葡辞書「ヲトナゴトヲスル」 ⇒おとな【大人】 おとなし・い大人しい】 〔形〕[文]おとな・し(シク) ①大人びている。源氏物語紅葉賀「今日よりは―・しくなり給へりや」 ②年長者らしい。重だったさまである。源氏物語「御前なる―・しき人など」 ③(「温和しい」とも当てる)おちついて穏やかである。従順である。「―・い子供」「―・く引き下がる」 ④けばけばしくなく、すなおで落ち着いている。「―・い色」 おとなし‐がみ音無紙】 鼻紙用の、薄くて柔らかい和紙。和歌山県田辺市本宮町、音無川畔の集落で漉いたからいう。 おとなし‐がわ音無川‥ガハ 和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮の横を流れて熊野川に合流する川。(歌枕) おとなし‐の‐かまえ音無しの構え‥カマヘ 音を全く立てない姿勢・態度。転じて、働きかけに対して何の反応も示さないこと。「催促しても―だ」 おとなし‐の‐たき音無の滝】 京都市左京区大原にある来迎院の東の滝。平滑な岩面にかかる。(歌枕) おとなし‐やか大人しやか】 ①大人びたさま。謡曲、隅田川「年の程十二三ばかりなる幼い者…―に申し、念仏四五返唱へ」 ②年長者らしくしっかりしているさま。平家物語12「―ならむものの、聖の行きあはむ所まで六代を具せよといへかし」 ③落ち着いてしとやかなさま。「―な娘」 おとな‐だ・つ大人立つ】 〔自四〕 大人びて見える。年長者らしさが表れる。枕草子120「―・ちたる人の、いやしからぬ声のしのびやかなるけはひして」 おとな‐っぽ・い大人っぽい】 〔形〕 (子供や若者が)大人びているさま。「―・い服装」 ⇒おとな【大人】 おとな‐なみ大人並】 子供であるが、大人と同様であること。「言うことだけは―」 ⇒おとな【大人】 おとな‐なり乙名成】 室町・江戸時代の村落の宮座で、若衆・中老などをへて指導的地位である乙名となること。また、その儀式。 ⇒おとな【乙名】 おとな‐はずか・し大人恥かし‥ハヅカシ 〔形シク〕 知恵が大人にもまさっている。大人も顔負けするほどだ。好色一代男1「世之介十二より声も替りて、―・しく」 おとな‐びゃくしょう乙名百姓・長百姓‥シヤウ 中世末から近世までの郷村で、乙名と呼ばれる格式をもち、村落自治の中心になった農民。おさびゃくしょう。 ⇒おとな【乙名】 おとな・びる大人びる】 〔自上一〕[文]おとな・ぶ(上二) 大人らしくなる。からだつきや考え方などが一人前になる。源氏物語賢木「御年の程よりは―・び美しき御様にて」。「―・びた口ぶり」 おとな‐ぶ・る大人ぶる】 〔自五〕 大人のような態度をする。 おとな‐やく大人役】 大人としての役目。また、一人前の大人。浄瑠璃、ひぢりめん卯月紅葉「これなうお亀、年はいかねど男を持てば―」 ⇒おとな【大人】 おとなり‐ごと御隣事】 童女の遊びの一つ。ままごと。おとなりごっこ。浮世風呂2「娘の子四五人…こしやくなことをしやべりながら、―をしてゐる」 おとな‐わたし乙名渡し】 親が隠居して、嗣子に家を相続させること。家長権の移譲。 ⇒おとな【乙名】

広辞苑 ページ 2888 での○一昨日来い単語。