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○尾羽打ち枯らすおはうちからす🔗🔉

○尾羽打ち枯らすおはうちからす (鷹の尾羽が損じてみすぼらしくなることから)前は相当な身分の人がおちぶれて貧相になる。 ⇒お‐は【尾羽】 おば‐おとど祖母おとど】 おばあさま。祖母おばぎみ。源氏物語「―の上、ないたう軽かろめ給ひそ」 おばがさけ伯母が酒ヲ‥ 狂言。甥が鬼の面を被って酒屋の伯母をおどして酒を飲むが、酔って眠り、見破られる。 お‐はがた御歯形】 (女房詞)大根。〈日葡辞書〉 おはぎ薺蒿】 〔植〕ヨメナの古称。 お‐はぎ御萩】 「はぎのもち」の別称。「彼岸に―をこしらえる」 おば‐ぐらし小母暮しヲ‥ 女が結婚しないで暮らしていること。 お‐はぐるま御羽車⇒はぐるま(羽車) お‐はぐろ御歯黒・鉄漿】 (女房詞)歯を黒く染めること。鉄片を茶の汁または酢の中に浸して酸化させた褐色・悪臭の液(かね)に、五倍子ふしの粉をつけて歯につける。古く上流の女性の間に起こり、平安中〜後期頃から公卿など男子も行い、のち民間にも流行して、室町時代には女子9歳の頃これを成年の印とした。江戸時代には結婚した女性はすべて行なった。かねつけ。はぐろめ。日葡辞書「ヲハグロスル」。「―始」 ⇒おはぐろ‐おや【御歯黒親】 ⇒おはぐろ‐つぼ【御歯黒壺】 ⇒おはぐろ‐どぶ【御歯黒溝】 ⇒おはぐろ‐とんぼ【御歯黒蜻蛉・鉄漿蜻蛉】 ⇒おはぐろ‐ばな【御歯黒花】 ⇒おはぐろ‐ふで【御歯黒筆】 おはぐろ‐おや御歯黒親】 初めて歯を染める時、これをつかさどる福徳円満な女子。かねおや。筆親。 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはぐろ‐つぼ御歯黒壺】 お歯黒の液を入れておく壺。 御歯黒壺 提供:ポーラ文化研究所 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはぐろ‐どぶ御歯黒溝】 (黒く濁って、お歯黒の液かねのようだったからいう)江戸吉原遊郭のまわりの溝。樋口一葉、たけくらべ「―に灯火うつる三階の騒ぎも手に取る如く」 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはぐろ‐とんぼ御歯黒蜻蛉・鉄漿蜻蛉(→)ハグロトンボに同じ。〈[季]夏〉 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはぐろ‐ばな御歯黒花】 ウマノスズクサの別称。 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはぐろ‐ふで御歯黒筆】 歯を黒く染めるのに使う筆。〈日葡辞書〉 ⇒お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】 おはけ 祭日が近づくと頭屋とうやの家に立てる大きな幣。笹竹や榊の先につける。物忌みの標識。→頭屋 お‐ばけ御化け】 ①ばけもの。へんげ。妖怪。また、奇怪なもの、ばかでかいもの。「―煙突」「―カボチャ」「―が出る」 ②「御化け暦」の略。 ⇒おばけ‐がい【御化け貝】 ⇒おばけ‐ごよみ【御化け暦】 ⇒おばけ‐やしき【御化け屋敷】 おば‐け尾羽毛ヲ‥ 鯨の尾の方の肉。最も美味とされる。 おばけ‐がい御化け貝‥ガヒ ヤドカリの別称。 ⇒お‐ばけ【御化け】 おばけ‐ごよみ御化け暦】 明治・大正時代、伊勢神宮司庁から頒行はんこうする官製暦のほかに、禁を犯して民間で発行された私製の暦の俗称。 ⇒お‐ばけ【御化け】 おばけ‐やしき御化け屋敷】 ①妖怪が出没するという荒れ果てた家。化物屋敷。 ②遊園地などの遊戯設備の一つ。さまざまなお化けの人形からくりなどを設置して、恐怖感を楽しませるもの。 ⇒お‐ばけ【御化け】 お‐はこ御箱】 (箱に入れて大切に保存する意から。歌舞伎十八番を市川家が秘蔵芸としたことから「十八番」とも当てて書く) ①最も得意とするもの。得意の芸。得手。十八番。「―の声帯模写が出る」 ②転じて、その人の癖。「また―の小言だ」 おばこ (東北地方で) ①未婚の娘。少女。 ②妹娘。 ③次男以下の妻。 ④下女。 ⑤稚児ちご⇒おばこ‐ぶし【おばこ節】 おば‐こ車前⇒おおばこ おばこ姨子・祖母子ヲバ‥ (「祖母子」の歴史的仮名遣オバコ)女の髪の結い方。髪先を根もとに蛇がとぐろを巻いたように巻きつけ、輪の上から笄こうがいを横にさしてとめたもの。幕末、主婦の髪型。おばこ結び。 おばこ お‐はこび御運び】 (「足を運ぶ」から)「行くこと」「来ること」の尊敬語。「わざわざの―いたみいります」 おばこ‐ぶしおばこ節】 秋田・山形(庄内)地方の民謡。 ⇒おばこ おば‐さん伯母さん・叔母さん・小母さんヲ‥ ①伯母・叔母を敬って、また親しんで呼ぶ語。 ②(「小母さん」と書く)主に年少者が、よその年配の女性を親しんで呼ぶ語。「向かいの―」 お‐はじき御弾き】 細螺きさごの貝殻や小石・ガラス玉などを出し合って席上にまき、指さきではじき当てたものを取り合う少女の遊戯。また、その貝殻など。今は多く平たいガラス製のものを使う。 御弾き 撮影:関戸 勇 お‐はした御半下】 (「はした」は半ばで、身分が高くなく、またごく下賤でもないという意)(→)御末おすえ1に同じ。狂言、菊の花「あとから―が急に呼びました」 ⇒おはした‐しゅう【御半下衆】 おはした‐しゅう御半下衆(→)御末衆おすえしゅうに同じ。 ⇒お‐はした【御半下】 おばしま】 てすり。らんかん。〈倭名類聚鈔10おば‐じゃ‐ひと伯母じゃ人・叔母じゃ人ヲバヂヤ‥ (「おばである人」の意)おばさん。 お‐はしょり御端折り】 ①女性が着物の裾をはしょること。 ②着物を腰のあたりでたくし上げ、腰紐で締めて、ちょうどよい着丈にすること。 お‐ばしら男柱・雄柱ヲ‥(→)「おとこばしら」に同じ。 ②櫛の歯の左右両端の大きな歯。 おば・す帯ばす】 〔他四〕 お帯びになる。身におつけになる。継体紀「我が大君の―・せる細紋ささらの御帯」 おばすて姨捨・伯母捨ヲバ‥ 能。老女物。老女が信州姨捨山の伝説を語り、月の下で舞う。「関寺小町」「桧垣」とともに能最高の秘曲とする三老女の一つ。 ⇒おばすて‐やま【姨捨山】 おばすて‐やま姨捨山ヲバ‥ 長野県北部、長野盆地の南西にある山。正称は冠着かむりき山。標高1252メートル。田毎たごとの月で有名。更級に住む男が、親代りの姨を山嶺に置いて逃げ帰ったが、折からの明月に後悔に堪えず、「我が心慰めかねつ更級や姨捨山に照る月を見て」と口ずさみ、翌朝姨を連れて帰ったという棄老伝説の地。大和物語・今昔物語などに所載。うばすてやま。 ⇒おばすて【姨捨・伯母捨】 お‐はせ男茎ヲ‥ 陰茎。おはし。 ⇒おはせ‐がた【男茎形】 おはせ‐がた男茎形ヲ‥ 男根にかたどった呪物じゅぶつ⇒お‐はせ【男茎】 おばた小幡ヲ‥ 姓氏の一つ。 ⇒おばた‐かげのり【小幡景憲】 おばた‐かげのり小幡景憲ヲ‥ 江戸前期の軍学者。通称は勘兵衛。号、道牛。代々甲斐武田氏の家臣。徳川家康に仕え、秀忠の小姓となる。兵法の奥義を極め、甲州流軍学の祖と称される。山鹿素行の師。(1572〜1663) →文献資料[甲陽軍鑑] ⇒おばた【小幡】 お‐はち御鉢】 ①めしびつ。おひつ。 ②火山の火口。 ⇒おはち‐いれ【御鉢入れ】 ⇒おはち‐ごめ【御鉢米】 ⇒おはち‐めぐり【御鉢巡り】 ⇒御鉢が回る おばちヲバチ (中国・四国地方などで)尾のこと。 ⇒おばち‐なが【尾長】 お‐ばち雄蜂ヲ‥ おすの蜂。 おはち‐いれ御鉢入れ】 飯櫃めしびつを入れ、飯の冷めるのを防ぐ、蓋付きの藁わら製の具。飯櫃入。〈[季]冬〉 ⇒お‐はち【御鉢】

広辞苑 ページ 2934 での○尾羽打ち枯らす単語。