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○思う念力岩をも通すおもうねんりきいわをもとおす🔗🔉

○思う念力岩をも通すおもうねんりきいわをもとおす 心をこめて行えばできないことはない。念力岩をも通す。→石に立つ矢(「石」成句) ⇒おも・う【思う・想う・憶う・念う】 おもう‐ひ思う日オモフ‥ (亡き人を思う日の意)忌日。命日。謡曲、仏原「けふは―に当れり」 おもう‐ひと思う人オモフ‥ ①親しい友。万葉集8「鶉うずら鳴く古りにし郷さとの秋萩を―どち相見つるかも」 ②愛する人。恋人。伊勢物語「京に、―なきにしもあらず」 おもう‐まま思う儘オモフ‥ 心に思うとおり。源氏物語若菜上「なにごとも―ならで」 おもえらく謂へらく・思へらく・以為へらくオモヘラク (オモフに完了の助動詞リの付いたオモヘリのク語法)考えていること。思っているのには。大唐西域記長寛点「王以為オモヘラク、衆庶は与ともに始を慮ること難し也」 おもえり面貌オモヘリ (「思ふ」と同源の語)かおつき。おももち。続日本紀30「無礼いやなき―無く」 おも・える思えるオモヘル 〔自下一〕 思うことができる。自然とそう思うようになる。「その方がよいように―・える」 おもおも‐し・い重重しい】 〔形〕[文]おもおも・し(シク) ①身分や地位が高い。源氏物語「かく―・しきほどに、よろづのどやかに思ししづめたる御有様」 ②おもだっている。有力である。源氏物語若菜上「この御後見うしろみどもの中に―・しき御乳母めのとの兄しょうと」 ③重大である。おごそかである。源氏物語宿木「御心おきて、なほことに―・しう思ひ出でられ給ふ」 ④おちついている。堂々としている。源氏物語柏木「いとすくよかに、―・しう、ををしきけはひ」。「―・い口調」「―・い足取り」 おも‐がい面懸・面繋】 (オモガキの音便)馬具の緒の一つ。銜くつわの立聞たちぎきに結びつけて馬の顔にかける組紐または革の装具。総ふさをつけて飾ることもある。→大和鞍やまとぐら(図)→唐鞍(図) おも‐がき面懸・面繋⇒おもがい おも‐かくし面隠し】 ①恥かしくて顔をおおうこと。万葉集12「玉かつま逢はむといふは誰なるか逢へる時さへ―する」 ②表面を隠すこと。枕草子302「あやしき賤の屋も雪にみな―して」 ③恥かしいさまをまぎらすこと。照れ隠し。源氏物語宿木「こまやかなる事などはふともえ言ひ出で給はぬ―にや」 おも‐かく・す面隠す】 〔自四〕 恥かしくて顔を隠す。万葉集11「あひ見ては―・さるるものからに」 おも‐かげ面影・俤】 ①目先にないものが、いかにもあるように見える、そういう顔や姿や物のありさま。伊勢物語「―にのみいとど見えつつ」。「往時の―をとどめる」 ②かおつき。おもざし。顔かたち。源氏物語若菜上「見し―も忘れがたくのみなむ」。「母親の―がある」 ③(歌論で)作品から受け取られる心象。無名抄「この歌ばかり―あるたぐひはなし」 ④(→)面影付に同じ。去来抄「牡年曰く、―にて付くるとはいかが。去来曰く、うつり・ひびき・匂ひは付け様のあんばいなり。―は付け様の事なり」 ⑤名香の名。質は伽羅きゃら⇒おもかげ‐づけ【面影付・俤付】 ⇒面影に立つ おもかげ於母影】 訳詩集。森鴎外を中心とする文学結社新声社編。1889年(明治22)8月「国民之友」夏期付録。韻律を中心に訳詩上の新しい試みが多くなされ、和語・漢語の長所を生かしつつ西欧的情緒を盛りこみ、明治の新体詩を生む母体となった。 →文献資料[於母影] おもかげ‐づけ面影付・俤付】 俳諧の付合つけあいの一つ。故事・古歌などをもとにして句を付けるとき、それらを彷彿ほうふつさせるような表現で付けること。 ⇒おも‐かげ【面影・俤】

広辞苑 ページ 3019 での○思う念力岩をも通す単語。