おん‐の‐じ【
御の字】
(「御」の字をつけるほど丁重に扱うべきの意から)
①最上のもの。極上のもの。結構なもの。西鶴織留
3「今の世の―の客」
②ありがたい、しめたなどの意。歌舞伎、天衣紛上野初花「割に合はうが合ふめえが、二十両なら―だ」。「この試験に60点とれれば―だ」
○恩の主より情の主おんのしゅよりなさけのしゅ
恩を受けた人よりも、情を受けた人の方を嬉しく思う。
⇒おん【恩】
○恩の腹は切らねど情の腹は切るおんのはらはきらねどなさけのはらはきる
報恩のために死ぬ者は少ないが、義理人情のために死ぬ者は多い。
⇒おん【恩】