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あすか‐がわ【飛鳥川】‥ガハ🔗🔉

あすか‐がわ飛鳥川‥ガハ ①奈良県高市郡高取山に発源、明日香村に入り北流、大和川に注ぐ川。淵瀬の定めなきことで聞こえ、古来、和歌に詠ぜられ、「明日」を懸け、また「明日」を言い出す枕詞のようにも用いられた。古今和歌集「世の中は何か常なる―昨日の淵ぞ今日は瀬になる」 飛鳥川と石橋 撮影:的場 啓 ②茶入れの名。瀬戸金華山窯の茶入れで、古今集の「昨日といひ今日と暮して飛鳥川流れて早き月日なりけり」の歌から小堀遠州が命名。淡赤色で、口づくり、捻り返し薄手に、姿をきゃしゃに細工した茶入れ。また、この形に類する茶入れを飛鳥川手という。 ⇒あすか【飛鳥・明日香】

広辞苑 ページ 354 での飛鳥川単語。