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かけ‐わた・す【掛け渡す】🔗⭐🔉
かけ‐わた・す【掛け渡す】
〔他五〕
①一方から他方に渡しかける。
②一面にかける。かけ並べる。平中物語「簾―・してある人の家あり」
○影を搏つかげをうつ
[管子兵法]つかまえられないことや、なし得ないことのたとえ。
⇒かげ【影・陰・蔭・翳】
○影を畏れ迹を悪むかげをおそれあとをにくむ
[荘子漁父](自分の影と足跡におびえて逃げ走り、日陰にいれば影は消え、動かなければ足跡はつかないことがわからなかったという故事から)心静かに反省・修養することを知らず、いたずらに外物に心をわずらわされることのたとえ。
⇒かげ【影・陰・蔭・翳】
○影を落とすかげをおとす
①光を投げかける。光がさす。「満月が―」
②光をさえぎり暗い部分をつくる。「繁みが地面に―」
③以前の出来事の悪い影響がある。「戦争が今も人々の生活に―」
⇒かげ【影・陰・蔭・翳】
○影をひそめるかげをひそめる
誰にも気づかれぬよう、表立った行動をせずじっとしている。また、物事や現象が表面から消える。
⇒かげ【影・陰・蔭・翳】
広辞苑 ページ 3610 での【掛け渡す】単語。