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○霞に千鳥かすみにちどり🔗🔉

○霞に千鳥かすみにちどり 霞は春のもの、千鳥は冬のもので、不相応な物事や実際にはないことのたとえ。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐あみ霞の網】 霞が深く立ちこめるのを、張りめぐらした網にたとえていう語。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐いのち霞の命】 (仙人は霞を食って命を延ばすという伝説から)ながいき。長寿。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐うみ霞の海】 ①霞のかかった海。 ②霞の深く立ちこめたさまを海に見なしていう語。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐おうぎ霞の扇‥アフギ 能の動作の一つ。広げた扇を右手に持ち上から前へおろすようにする。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐のこ・る霞み残る】 〔自四〕 その部分だけ霞がかからずに残る。玉葉集「目に近き庭の桜の一木のみ―・れる夕ぐれの色」 かすみ‐の‐ころも霞の衣】 ①霞を春が着る衣に見立てていう語。古今和歌集「春の着る―ぬきを薄み」 ②鼠色の衣。喪服。新千載和歌集哀傷「東三条院かくれさせ給ひて…。…―なべてきる世に」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐すえ霞の末‥スヱ 霞の立ちこめた奥の方。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐すそ霞の裾】 霞の下の方。衣裳にたとえたもの。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐せき霞の関】 霞を春の行くのをとどめる関所に見立てていう語。雲葉集「空に―もすゑなむ」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐そこ霞の底】 霞の奥。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐そで霞の袖】 霞を春が着る衣裳に見立てていう語。新勅撰和歌集「行く春の―を引きとめて」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐たもと霞の袂】 ①霞を衣の袂に見立てていう語。 ②仙人の衣。また、仙人。今鏡「蓬が島にのぞめば、―いまだあはず」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐つま霞の褄】 霞を春が着る衣の褄に見立てていう語。続拾遺和歌集「春の着る―や籠るらむ」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐ほら霞の洞】 ①仙人のすむ所。 ②上皇の御所。仙洞せんとう御所。内裏名所百首「春の色をいく万代か水無瀬川―の苔の緑に」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐まがき霞の籬】 霞の立ちこめたのを籬に見立てていう語。夫木和歌抄2「谷のとの―あれまくに心して吹け山の夕風」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐まぎれ霞の紛れ】 霞が立って物がはっきりと見えないこと。源氏物語竹河「夕ぐれの―は、さやかならねど」 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐の‐まゆ霞の眉】 霞のかかったような美しい眉。また、薄く墨をさして装った眉。かすみまゆ。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐まく霞幕】 歌舞伎の大道具。白地に浅黄色の濃淡をつけ横霞を描いた幕。浄瑠璃台の太夫連をかくすのに用いる。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐め翳み目】 かすんだ目。物がはっきりと見えない目。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐ろ霞絽】 目を霞のように細かく織った絽。 ⇒かすみ【霞】 かすみ‐わた・る霞み渡る】 〔自五〕 一面にかすむ。源氏物語若紫「はるかに―・りて、四方の木ずゑ、そこはかとなうけぶりわたれるほど」 かすみ‐わり霞割】 縄張りの地。かすみ。 ⇒かすみ【霞】

広辞苑 ページ 3746 での○霞に千鳥単語。