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かすみ【霞】🔗🔉

かすみ】 ①微細な水滴が空中に浮遊するため、空がぼんやりして遠方がはっきりと見えない現象。古くは、春秋ともに霞とも霧ともいったが、後世は、春のを霞、秋のを霧という。〈[季]春〉。古今和歌集「花の色は―にこめて見せずとも香をだにぬすめ春の山風」。「―か雲か」 ②朝または夕、微細な水滴が、日光を受けて、空の赤く見えること。あさやけ。ゆうやけ。倭名類聚鈔1「霞、加須美、赤気雲也」 ③(「翳」と書く)(視力が衰えて)物がはっきり見えなくなること。 ④色紙・短冊たんざくなどの上方に藍などで横に長くぼかしたもの。 ⑤酒・酢などを熱する時の湯気。また、酒の異称。日葡辞書「サケノカスミガタツ」 ⑥「かすみわり」の略。 ⑦「かすみあみ」の略。 ⇒かすみ‐あみ【霞網】 ⇒かすみ‐いし【霞石】 ⇒かすみ‐がくれ【霞隠れ】 ⇒かすみ‐ぐみ【霞組み】 ⇒かすみ‐ざくら【霞桜】 ⇒かすみ‐そう【霞草】 ⇒かすみそめ‐づき【霞初月】 ⇒かすみ‐てい【霞堤】 ⇒かすみ‐の‐あみ【霞の網】 ⇒かすみ‐の‐いのち【霞の命】 ⇒かすみ‐の‐うみ【霞の海】 ⇒かすみ‐の‐おうぎ【霞の扇】 ⇒かすみ‐の‐ころも【霞の衣】 ⇒かすみ‐の‐すえ【霞の末】 ⇒かすみ‐の‐すそ【霞の裾】 ⇒かすみ‐の‐せき【霞の関】 ⇒かすみ‐の‐そこ【霞の底】 ⇒かすみ‐の‐そで【霞の袖】 ⇒かすみ‐の‐たもと【霞の袂】 ⇒かすみ‐の‐つま【霞の褄】 ⇒かすみ‐の‐ほら【霞の洞】 ⇒かすみ‐の‐まがき【霞の籬】 ⇒かすみ‐の‐まぎれ【霞の紛れ】 ⇒かすみ‐の‐まゆ【霞の眉】 ⇒かすみ‐まく【霞幕】 ⇒かすみ‐め【翳み目】 ⇒かすみ‐ろ【霞絽】 ⇒かすみ‐わり【霞割】 ⇒霞敷く ⇒霞に千鳥 ⇒霞を食う

広辞苑 ページ 3744 での単語。