複数辞典一括検索+

○風に柳かぜにやなぎ🔗🔉

○風に柳かぜにやなぎ 程よくあしらって逆らわないさま。柳に風。 ⇒かぜ【風】 かせ‐にん悴人】 身分の賤しい者。仮名草子、夫婦宗論物語「都辺土に貧なる―一人おはしけるが」→かせもの かぜ‐ぬき風抜き⇒かざぬき かぜ‐の‐あし風の脚】 風の吹いてゆく動き。また、その速さ。 かぜ‐の‐いき風の息】 〔気〕風速・風向の不規則な変動。地表付近の風に生じる。上層の風では比較的小さい。→突風→スコール→陣風 かぜ‐の‐いろ風の色】 (草木などの動きで知られる)風の動き。また、その趣。かぜいろ。玉葉集「八重葎むぐら秋の分け入る―を」 かぜ‐の‐おとずれ風の訪れ‥オトヅレ 風の吹いてくることを人の訪れてくることにたとえていう語。謡曲、景清「―いづちとも、知らぬ迷ひのはかなさを」 かぜ‐の‐かみ風の神】 ①風を支配する神。級長津彦命しなつひこのみことをいう。 ②風邪をはやらせる疫神。〈[季]冬〉。好色二代男「―をおくると色町子共さはぎて」 ③江戸時代、風邪がはやる時、その疫神を追い払うと称して、仮面をかぶり太鼓を打って門付けして歩いた乞食。 ⇒かぜのかみ‐おくり【風の神送り】 ⇒かぜのかみ‐まつり【風の神祭】 かぜのかみ‐おくり風の神送り】 風邪がはやる時、その疫神を送り出す呪まじないの行事。大勢が風の神に擬した人形をかつぎ、提灯をともし、鉦・太鼓ではやし立てて練りあるき、町送りになどする。 ⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】 かぜのかみ‐まつり風の神祭】 風災を免れ豊作を祈る祭。7月4日(今は7月第1日曜)まで1週間、奈良の竜田神社で行われる。風鎮祭。→風祭かざまつり ⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】 かぜ‐の‐きこえ風の聞え】 ほのかに聞くこと。うわさ。風聞ふうぶん。風のたより。 かぜ‐の‐け風邪の気】 風邪の気味。かぜけ。 かぜ‐の‐こ風の子】 子供が寒風の中でも元気に遊び楽しむことを言う語。「子供は―」 かぜ‐の‐さき風の先】 風の吹き行く方向。かぜさき。かぜのすえ。 かぜ‐の‐したみず風の下水‥ミヅ 風に吹かれて落ちるしずく。夫木和歌抄9「山里の松より落つる―」 かぜ‐の‐すえ風の末‥スヱ 風の吹き行く方向。かぜのさき。新千載和歌集「をちこちの―なる葛かづらいづ方よりか思ひ絶えなむ」 かぜ‐の‐すがた風の姿】 ①風に吹かれて草木のなびくさま。 ②(「風姿ふうし」の訓読)うるわしい姿。尭孝集「高き世に―もたちかくれ富士の烟の絶えぬ道とて」 かぜ‐の‐たまくら風の手枕】 風に吹かれながら寝ること。拾遺和歌集愚草員外「―月のさむしろ」 かぜ‐の‐たより風の便り】 ①風が吹きおくること。風の使い。古今和歌集「花の香を―にたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる」 ②どこから来たとも分からぬほのかな便り。うわさ。風のつて。風聞ふうぶん。拾遺和歌集哀傷「君まさばまづぞ折らまし桜花―に聞くぞ悲しき」 かぜ‐の‐つかい風の使‥ツカヒ (→)「かぜのたより」1に同じ。 かぜ‐の‐つて風の伝(→)「かぜのたより」2に同じ。 かぜのと‐の風の音の】 〔枕〕 (風の音のように遠くの意で)「遠き」にかかる。 かぜ‐の‐ながれ風の流れ】 「風流ふうりゅう」を訓読した語。古今著聞集5「色深き君が心の花散りて身にしむ―とぞ見し」 かぜ‐の‐はふり風の祝】 風をしずめるために、風神を祭る神官。風の祝子はふりこ

広辞苑 ページ 3768 での○風に柳単語。