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かた‐しろ【形代】🔗⭐🔉
かた‐しろ【形代】
①神を祭る時、神霊の代りとして据えたもの。増鏡「むつきの中の御有様はただ―などをいはひたらんやうにて」
②陰陽師が、みそぎ・祓はらえなどに用いた紙の人形ひとかた。これで身体を撫でて災いを移し、川に流した。夏越なごしの祓の行事として今も残る。ひとがた。なでもの。あがもの。俑。〈[季]夏〉。源氏物語東屋「見し人の―ならば身に添へて恋しき瀬々のなでものにせむ」
③本物に擬せらるべきもの。身代り。狭衣物語4「ただあながちなる心の内を哀れと見給ひて、かかる―を神の作り出で給へるにやと」
④天下にあがめ据えられた人。文禄清談「天下の御―の人なれば」
広辞苑 ページ 3813 での【形代】単語。