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○門を塞ぐかどをふさぐ🔗⭐🔉
○門を塞ぐかどをふさぐ
不義理をして、その家を訪ねることが恥かしくなる。狂言、昆布布施「方々の門を塞げたところで」
⇒かど【門】
か‐とん【火遁】クワ‥
忍術で隠形の術の一つ。火を用いて身をかくすもの。
かとん【可敦】
〔史〕
⇒ハトゥン
か‐とん【河豚】
フグのこと。譬喩尽「―汁を喰ひ」
か‐どんす【花緞子】クワ‥
花模様を織り出した緞子。
かどん‐で【門出】
(→)「かどで」に同じ。
か‐とんぼ【蚊蜻蛉】
ガガンボの別称。〈[季]夏〉
かな【金】
「かね」の古形。複合語に用い、金属・金銭などの意を表す。「―物」「―繰かなぐり」
かな【鉋】
(→)「かんな」に同じ。万葉集7「ま―持ち弓削ゆげの川原の埋木の」
かな【縢】
①糸。糸すじ。七十一番職人尽歌合「人の心を―引きて見む」
②機織はたおりの用語。4筋の経たて糸を一つにしたもの。
か‐な【仮名・仮字】
(カリナ(仮名)の音便カンナの約)漢字から発生した、日本固有の音節文字。広義には万葉仮名・草仮名・平仮名・片仮名、狭義には後の二者をいう。万葉仮名は主に漢字の音訓で国語を写し、平仮名・片仮名は平安初期、万葉仮名をもとにできた。やまともじ。仮名文字。↔真名まな
⇒仮名に言う
かな【哉】
〔助詞〕
(奈良時代の「かも」にかわり平安時代から例の見える語)体言および活用語の連体形に付く終助詞。詠嘆の意を表す。…だなあ。…ものだなあ。土佐日記「あやしく歌めきても言ひつる―」。古今和歌集恋「秋の野に乱れて咲ける花の色のちぐさに物を思ふ頃―」。平家物語8「あつぱれ剛の者―」→かも➊2
か‐な
(疑問の助詞「か」に詠嘆の助詞「な」の付いた語)
①不確かな点を確かめる意で自問し、あるいは、相手に問い掛ける語。「煮えた―」「これを知っている―」
②(「ないかな」の形で)願望の意を表す。「何かいいことない―」
がな
〔助詞〕
➊(終助詞)
①実現への願望の意を表す。古くは活用語の連用形に付くシガナ、体言に付くモガナの形で用いられたが、平安時代には体言にヲガナ・ガナが付いても用いられるようになった。…したいものだ。…がほしいなあ。竹取物語「かぐや姫を得てし―、見てし―と音に聞きめで給ふ」。伊勢物語「うぐひすの花を縫ふてふ笠も―」。落窪物語「受領のよからむを―」。枕草子300「さらん者―、使はんとこそおぼゆれ」
②(中世以降の用法)命令や禁止を表す文の末尾に付いて、相手への願望を表す。閑吟集「湊の川の潮が引け―」→が→しがな→もがな。
➋(副助詞)
①疑問詞と共に用いて、不定のままでおく意を表す。…か。今昔物語集16「何を―形見に嫗に取らせむ」。狂言、宗論「何と―してあの坊を浮かしたいと存じまする」
②意志・推量を表す文中に用いて、一例としてあげる意を表す。たとえば…でも。狂言、塗師平六ぬしへいろく「幻に―見えられたものでござらう」
かな‐あじ【鉄味】‥アヂ
①鉄の品質。
②刃物の切れ味。
かな‐あしだ【金足駄】
鉄製のげた。
カナート【qanāt アラビア】
イランなど西アジアの乾燥地帯で発達した灌漑用地下水路。長いものは50キロメートルに及ぶ。カレーズ。
かな‐あみ【金網】
針金であんだ網。
カナール【kanaal オランダ】
運河。
かな‐あんどん【金行灯】
金属製のわくに金網をはった行灯。かなあみあんどん。好色一代男1「一とせのほこりに埋れし―」
か‐ない【家内】
①一家の内。また、家族。
②他人に対して自分の妻をいう語。家婦。
⇒かない‐あんぜん【家内安全】
⇒かない‐こうぎょう【家内工業】
⇒かない‐ろうどう【家内労働】
かない‐あんぜん【家内安全】
家の中に災いや病気などの故障がなく平穏であること。
⇒か‐ない【家内】
かない‐こうぎょう【家内工業】‥ゲフ
自宅内で家族および家族的使用人とともに営む簡単な工業。
⇒か‐ない【家内】
かない‐どの【釜殿】カナヒ‥
⇒かなえどの
かな‐いろ【金色】
①金属の色。真鍮しんちゅう色。
②金鍍金めっき、または真鍮製のひさげや銚子ちょうし。
かない‐ろうどう【家内労働】‥ラウ‥
委託者から材料・資金の提供を受け、加工賃を得る目的で通例自宅でなされる下請労働。
⇒か‐ない【家内】
かな‐いん【金印】
金属製の印。
かな・う【適う・叶う】カナフ
[一]〔自五〕
①ちょうどよくあう。あてはまる。適合する。万葉集1「にぎたづにふな乗りせむと月まてば潮も―・ひぬ今は漕ぎいでな」。徒然草「あやしき下臈なれども、聖人の戒めに―・へり」。「条件に―・う」「理に―・う」「大関に―・う」
②望みどおりになる。思うようになる。古今和歌集別「命だに心に―・ふものならば何か別れの悲しからまし」。宇治拾遺物語12「我が心一つにては―・はじ、この由を院に申してこそは」。「目通り―・わぬ」「願いが―・う」「―・わぬ恋」
③(「敵う」とも書く)匹敵する。及ぶ。平家物語9「―・はじとや思ひけん、遠負とおまけにして引き退き」。「彼にはとても―・わない」
④(「敵う」とも書き、「―・わない」の形で)
㋐避けることができない。やむを得ない。狂言、節分「―・はぬ用の事がござる。平にここを明けて下されい」
㋑やりきれない。我慢できない。天草本金句集「天は広けれども日は二つない如く、国にも二人の君があつては―・はぬ」。「暑くて―・わぬ」
[二]〔他下二〕
⇒かなえる(下一)
⇒叶わぬ時の神頼み
カナウジ【Kanauj; Kanoj】
北インド中部、ガンジス河流域にあった都城。7世紀初頭、北インドを統一したハルシャ=ヴァルダナ王の都として知られる。曲女城。カーニャークブジャ。カノージ。
かな‐うす【鉄臼】
鉄製の臼。香を搗つくのに用いる。
かなえ【鼎】カナヘ
(金瓮かなへの意)食物を煮るのに用いる金属製または土製の容器。普通は三足。大鏡道長「御堂の南面に―を立てて湯をたぎらかしつつ」→鼎てい。
⇒かなえ‐どの【釜殿・鼎殿】
⇒鼎の軽重を問う
⇒鼎の沸くが如し
⇒鼎を扛ぐ
⇒鼎を定む
かなえ‐どの【釜殿・鼎殿】カナヘ‥
平安時代以降、宮中や将軍家の大奥で、釜を設けて湯や御膳を調進したところ。また、そこに仕えた人。かないどの。かないど。増鏡「内侍女官ども、―まで禄賜る」→御湯殿の上
⇒かなえ【鼎】
広辞苑 ページ 3965 での【○門を塞ぐ】単語。