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○中らずと雖も遠からずあたらずといえどもとおからず🔗🔉

○中らずと雖も遠からずあたらずといえどもとおからず [大学](心底から求めれば、目的に合致しないまでも、大きな見当違いにはならないという意から)推測や予想が的中はしてないが、大きく違ってはいない。大体、正しい推量である。 ⇒あた・る【当たる・中る】 あたら‐み可惜身】 惜しむべき身。 ⇒あたら【可惜】 あたら‐もの可惜物】 惜しむべきもの。あったらもの。 ⇒あたら【可惜】 あたら‐よ可惜夜】 惜しむべき夜。いつまでも眺めのよい夜。 ⇒あたら【可惜】 アタランテAtalantē】 ギリシア神話の女狩人。求婚者に自分との競走を課し、敗れた男を殺した。 あたり辺り】 ①基準または着目するものに近い範囲。その辺の場所。付近。周囲。土佐日記「女これかれ、湯浴みせんとて、―のよろしき所におりてゆく」。「―一面」「―の人」「―構わず大声を出す」 ②およその目安をあげて所・時・数量、時には事物を示す語。「下関―まで行ったろう」「ことし―の景気は」「彼―が適任だろう」 ⇒あたり‐あたり【辺り辺り】 ⇒あたり‐かまわず【辺り構わず】 ⇒あたり‐きんじょ【辺り近所】 ⇒あたり‐きんぺん【辺り近辺】 ⇒辺りを払う あたり当り】 ①あたること。ぶつかること。 ②ぴったりあたること。命中。的中。「大―」 ③成功すること。うまくいくこと。浮世草子、新色五巻書「百廿日の―は近年珍しい」 ④てがかり。目あて。「―が付く」 ⑤手などの、触れた感じ。人の接し方。応対。「―がよい人」 ⑥返報。意趣返し。宇治拾遺物語5「さきに行綱に謀られたる―とぞいひける」 ⑦果実の腐り。浮世風呂4「―のある桃」 ⑧(多く「中り」と書く)飲食物や天候の体に及ぼす害。中毒。「食―」「暑気―」 ⑨(漁村語)漁獲の配当。網だま。 ⑩(多く「中り」と書く)釣りで、魚がえさにさわること。また、えさをくわえたという感触が伝わること。魚信。「―が来る」 ⑪囲碁で、あと一手で石を打ち揚げられる形になっていること。 ⑫野球で、打撃の調子。「―が出る」 ⑬(接尾語的に)「…に対して」の意。「一人―3合」 ⇒あたり‐あい【当り合い】 ⇒あたり‐あたり【当り当り】 ⇒あたり‐いも【当り芋】 ⇒あたり‐がね【当り鉦】 ⇒あたり‐ぎ【当り木】 ⇒あたり‐きょうげん【当り狂言】 ⇒あたり‐くじ【当り籤】 ⇒あたり‐げい【当り芸】 ⇒あたり‐ざま【当り様】 ⇒あたり‐さわり【当り障り】 ⇒あたり‐ずみ【当り墨】 ⇒あたり‐どし【当り年】 ⇒あたり‐ばこ【当り箱】 ⇒あたり‐はずれ【当り外れ】 ⇒あたり‐ばち【当り鉢】 ⇒あたり‐び【当り日】 ⇒あたり‐ぶるまい【当り振舞】 ⇒あたり‐ぼう【当り棒】 ⇒あたり‐まえ【当り前】 ⇒あたり‐まなこ【当り眼】 ⇒あたり‐み【当り身・当り肉】 ⇒あたり‐め【当りめ】 ⇒あたり‐もの【当り物】 ⇒あたり‐や【当り屋】 ⇒あたり‐やく【当り役】 ⇒当りを付ける ⇒当りを取る あたり‐あい当り合い‥アヒ 手当り次第のもの。ありあわせ。 ⇒あたり【当り】 あたり‐あたり辺り辺り】 あそこやここ。あちこち。源氏物語賢木「板屋ども―いとかりそめなり」 ⇒あたり【辺り】 あたり‐あたり当り当り】 それぞれの身分・職掌。担当。源氏物語東屋「この事かの事と、―の事ども、家司どもなど申す」 ⇒あたり【当り】 あたり‐いも当り芋】 擂芋すりいもの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐がね当り鉦】 祭礼や歌舞伎などの囃子はやしで、笛・太鼓に合わせて用いる小型の鉦。響銅さはりまたは真鍮製。頭部に鹿の角などのついた撞木しゅもくまたは桴ばちで奏す。左手にぶら下げ持つ場合と、左手で鉦を直接持つ場合とがあり、前者を当り鉦(下げ鉦)、後者を摺り鉦(つかみ鉦)という。ちゃんちき。ちゃんぎり。よすけ。こんちき。 当り鉦 ⇒あたり【当り】 あたり‐かまわず辺り構わず‥カマハズ 場所柄をわきまえずに。周囲の迷惑など気にかけないで。 ⇒あたり【辺り】 あたりき (職人のことば。主に明治期に用いた)「あたりまえ」を語呂よく言った語。あたりきしゃりき。 あたり‐ぎ当り木】 擂粉木すりこぎの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐きょうげん当り狂言‥キヤウ‥ 評判がよく入りの多い芝居。 ⇒あたり【当り】 あたり‐きんじょ辺り近所】 そこに近い所。あたり。あたりきんぺん。 ⇒あたり【辺り】 あたり‐きんぺん辺り近辺(→)「辺り近所」に同じ。 ⇒あたり【辺り】 あたり‐くじ当り籤】 ①当たったくじ。 ②くじ引きで特に大物の当たるくじ。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ぐる・し辺り苦し】 〔形シク〕 そのそばにいることさえ苦しい。近づきにくい。狭衣物語3「―・しきまで光りかかやくやうに」 あたり‐げい当り芸】 俳優などが演じて好評を博した芸。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ざま当り様】 待遇のしかた、ようす。〈日葡辞書〉 ⇒あたり【当り】 あたり‐さわり当り障り‥サハリ さしさわり。影響。「―のない態度」 ⇒あたり【当り】 あたり‐ずみ当り墨】 大工道具の墨縄で材木につける線。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ちら・す当たり散らす】 〔自五〕 自分の不愉快を原因として、関係のない周囲の人までわけもなく怒る。「妻に―・す」 あたり‐どし当り年】 収穫や利益の多い年。転じて、物事が思うようにうまく行く年。縁起の良い年。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ばこ当り箱】 硯箱の忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐はずれ当り外れ‥ハヅレ ①予想が当たることと外れること。 ②成功と失敗。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ばち当り鉢】 擂鉢すりばちの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐び当り日】 ①それに当たる日。瘧おこりの起こる日などにいう。大鏡「わらはやみをして―に侍りつれば」 ②利益の多い日。縁起の良い日。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ぶるまい当り振舞‥マヒ (芝居の大入りの時など)物事が成功した祝いに行う饗応。 ⇒あたり【当り】 あたり‐ぼう当り棒‥バウ 擂粉木すりこぎの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐まえ当り前‥マヘ ①そうあるべきこと。当然。「そんなことは―だ」 ②ごく普通であること。なみ。「―の服装」 ⇒あたり【当り】 あたり‐まなこ当り眼】 ①あてつけるようにして見る眼。 ②目につき次第。やつあたり。浮世物語「―に万事を思ひたち」 ⇒あたり【当り】 あたり‐み当り身・当り肉】 擂身すりみの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐め当りめ】 鯣するめの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐もの当り物】 ①思う通りになったもの。人気に投じた物。 ②食べて中毒を起こしたもの。 ⇒あたり【当り】 あたり‐や当り屋】 ①よく当たる人。思う通りになって利益を得た人。また、人気に投じた人や店。幸田露伴、天うつ浪「成功者あたりやさんばつかりに惚れるんですわネ」 ②野球で、よく打つバッター。 ③走行中の自動車に自分の体などをわざとぶつけて、治療費などをおどし取る人。 ④床屋とこやの忌詞いみことば⇒あたり【当り】 あたり‐やく当り役】 俳優が演じて好評を得た役。 ⇒あたり【当り】

広辞苑 ページ 414 での○中らずと雖も遠からず単語。