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からす【烏・鴉】🔗⭐🔉
からす【烏・鴉】
①スズメ目カラス科カラス属およびそれに近縁の鳥の総称。日本では主としてハシブトガラスとハシボソガラスの2種。雌雄同色、黒くて光沢がある。多くは人家のある所にすみ雑食性。秋・冬には集団で就眠。古来、熊野の神の使いとして知られ、また、その鳴き声は不吉なものとされる。ヒモスドリ。万葉集14「―とふ大をそ鳥の真実まさでにも」
ハシブトガラス
撮影:小宮輝之
ハシボソガラス
撮影:小宮輝之
②くろうと。烏が黒いことからもじっていう。
③(烏に似た点があるところから)
㋐口のうるさい人。
㋑物忘れをする人。
㋒意地のきたない人。
㋓土地から土地へと渡り歩いている人。
④火の消えて炭となったもの。
⑤物の名に冠して黒い意を表す。「―猫」
⇒からす‐あげは【烏揚羽】
⇒からす‐いし【烏石】
⇒からす‐うら【烏占】
⇒からす‐うり【烏瓜】
⇒からす‐おうぎ【烏扇】
⇒からす‐おどし【烏威し】
⇒からす‐がい【烏貝・蚌】
⇒からす‐がしら【烏頭】
⇒からす‐がね【烏金】
⇒からす‐がみ【烏紙】
⇒からす‐かんざえもん【烏勘左衛門】
⇒からす‐ぐち【烏口】
⇒からす‐ぐろ【烏黒】
⇒からす‐ざ【烏座】
⇒からす‐ざんしょう【烏山椒】
⇒からす‐ぞめ【烏染】
⇒からす‐だな【烏棚】
⇒からす‐てんぐ【烏天狗】
⇒からす‐とび【烏飛び】
⇒からす‐とんび【烏鳶】
⇒からす‐なき【烏鳴き】
⇒からす‐の‐あしあと【烏の足跡】
⇒からす‐の‐いん【烏の印】
⇒からす‐のえんどう【烏野豌豆】
⇒からす‐の‐かみ【烏の髪】
⇒からす‐の‐きゅう【烏の灸】
⇒からす‐の‐しゆう【烏の雌雄】
⇒からす‐の‐ぬればいろ【烏の濡羽色】
⇒からす‐ば【烏羽】
⇒からすば‐いろ【烏羽色】
⇒からす‐ばと【烏鳩】
⇒からす‐びしゃく【烏柄杓】
⇒からす‐ぶえ【烏笛】
⇒からす‐へび【烏蛇】
⇒からす‐むぎ【烏麦】
⇒烏が鵜の真似
⇒烏に反哺の孝あり
⇒烏の頭白く、馬、角を生ず
⇒烏の行水
⇒烏を鵜に使う
⇒烏を鷺と言う


広辞苑 ページ 4203 での【烏】単語。