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○騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かずききのきょくちょくはどばのあんぽにしかず🔗🔉

○騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かずききのきょくちょくはどばのあんぽにしかず [史記淮陰侯伝](「跼躅」は行きなやむこと、「安歩」はゆっくりとした歩み)すぐれた馬もぐずぐずしていれば、のろい馬がたゆまず歩みつづけるのに及ばない。不断の努力の積み重ねが大切であることのたとえ。 ⇒き‐き【騏驥】 きき‐はさ・む聞き挿む】 〔他下二〕 (四段にも活用)小耳にはさむ。聞いて心にとどめる。蜻蛉日記「見むと思はばとあるを―・めて双六うたむといへば」 きき‐はず・す聞き外す‥ハヅス 〔他五〕 ①聞きそこなう。聞きもらす。猿蓑「夕立や鐘―・す日のゆふべ」(史邦) ②おわりまで聞かない。幸若舞曲、大織冠「―・してむなぐらとり」 きき‐は・つ聞き果つ】 〔他下二〕 すっかり聞き終える。終りまで聞く。源氏物語帚木「中将はこのことわり―・てむと、心に入れてあへしらひゐ給へり」 きき‐はつ・る聞きはつる】 〔他四〕 聞きかじる。一端を聞く。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「師匠の咄はなし―・つた儀もあり」 きき‐はな・つ聞き放つ】 〔他四〕 聞いて心に止めないままにしておく。聞きながす。源氏物語若菜上「いづれのみこたちをもよそに―・ち奉るべきにもあらねど」 きき‐はや・す聞き囃す】 〔他四〕 聞いてほめたてる。 きき‐ばら聞き腹】 聞いて立腹すること。浮世風呂3「聞けば―で」 きき‐ばん聞番】 ①江戸時代、大名の家で、公儀の用向きを聞いて取り次ぐ役。聞番役。留守居。御城使。 ②(→)聞役ききやく2に同じ。 ⇒ききばん‐やく【聞番役】 ききばん‐やく聞番役(→)聞番1に同じ。 ⇒きき‐ばん【聞番】 きき‐ひが・む聞き僻む】 〔他下二〕 聞き違えて邪推する。聞き違えてわるい意味にとる。 きき‐ひら・く聞き開く】 〔他四〕 聞いて、その意味を理解する。永久百首「神々に心長さを誓ふとも―・きてぞ扇なるべき」 きき‐ふけ・る聞き耽る】 〔他五〕 聞いて心を奪われる。余念なく聞く。土佐日記「この歌どもを、…ある人―・りてよめり」 きき‐ふ・す聞き臥す】 〔自四〕 聞きながら横たわる。臥したまま聞く。源氏物語末摘花「命婦はいかならむと目さめて―・せりけれど、知り顔ならじとて」 きき‐ふ・す聞き伏す】 〔他下二〕 聞いて理解する。聞きこなす。三冊子「作者より句意をあらはすやうに挨拶して、よく―・せて脇をすべし」 きき‐ふ・る聞き旧る】 〔自上二〕 何度も聞いて新鮮みを感じなくなる。聞きなれる。実方集「都には―・りぬらむほととぎす」 きき‐ふ・る聞き触る】 〔他下二〕 広く世間の人々の耳に入る。聞きなれる。浄瑠璃、大磯虎稚物語「馬…鬨の声を―・れて」 きき‐ふる・す聞き旧す】 〔他五〕 何度も聞いて新鮮みをなくす。堀河百首「谷深み―・すてふ山里になほ珍しき鶯の声」。「―・した話」 きき‐ぶんせき機器分析】 化学分析操作の主要な部分を機器を用いて行う分析法。質量分析・X線分析・分光分析など。 きき‐べた聞き下手】 受け答えがまずく、相手が楽な気持で話せるように仕向けられないこと。また、そのような人。↔聞き上手 きき‐ほど・く聞き解く】 〔他四〕 聞いた事について了解する。沙石集3「事の子細―・き給はざりけり」 きき‐ほ・れる聞き惚れる】 〔自下一〕[文]ききほ・る(下二) 聞いて、その声や話の内容にうっとりする。夢中で聞き入る。 きき‐まが・う聞き紛ふ‥マガフ 〔他四〕 別の音・声と聞きちがえる。また、他の音が入りまじってはっきりと聞きとれない。狂言、福渡し「おのれが声を―・はうか」 きき‐まがわ・す聞き紛はす‥マガハス 〔他四〕 聞きちがえさせる。紫式部日記「例の絶えせぬ水のおとなひ、夜もすがら―・さる」 きき‐まど・う聞き惑ふ‥マドフ 〔他四〕 (古くは清音)聞いて心がまどう。聞いて途方にくれる。万葉集2「敵あた見たる虎かほゆると諸人の―・ふまで」 きき‐まどわ・す聞き惑はす‥マドハス 〔他四〕 聞いて心を惑わせる。金葉和歌集「ほととぎすほのめく声をいづかたと―・しつあけぼののそら」 きき‐みみ聞耳】 ①世間のきこえ。ひとぎき。外聞がいぶん。源氏物語若菜上「世の―もはばかり給ふべき身のほどに」 ②耳で聞いたところ。また、その感じ。枕草子6「おなじことなれども―異なるもの」 ⇒聞耳遠し ⇒聞耳を立てる ⇒聞耳を潰す きき‐みみ聴耳】 説話類型の一つ。鳥獣の言葉がわかる呪宝(頭巾・笠・玉など)により福を得るというもの。

広辞苑 ページ 4686 での○騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かず単語。