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○機嫌を取るきげんをとる🔗🔉

○機嫌を取るきげんをとる 相手の気にいる言動をする。「上役の―」 ⇒き‐げん【機嫌・譏嫌】 き‐こ帰忌(→)帰忌日きこにちに同じ。 き‐こ旗鼓】 ①軍旗と太鼓。「―堂々」 ②軍隊。軍事。 ⇒旗鼓の間に相見ゆ き‐こ騎虎】 虎に乗ること。 ⇒騎虎の勢い き‐ご奇語】 珍しく思いもよらないことば。巧みで面白い言。奇言。 き‐ご季語】 連歌・連句・俳句で、句の季節を示すためによみこむように特に定められた語。例えば、鶯は春の季語、金魚は夏の季語。季の詞ことば。季題。 き‐ご寄語】 相手にことばを寄せ伝えること。言い送ること。ことづて。伝言。 き‐ご綺語】 (キギョとも) ①〔仏〕真実にそむいて巧みに飾り立てたことば。十悪の一つ。 ②巧みに飾って美しく表現したことば。特に、詩文・小説などにいう。「狂言―」 ぎ‐こ義故】 かつて恩義をかけた縁故のある者。 ぎ‐こ擬古】 古い時代のならわし・しかたをまねること。「―文」 ぎ‐こ議故】 律の六議りくぎの一つ。天皇の側近者で特に優遇されていた者が受ける刑法上の特典。 き‐こう危行‥カウ (「危」は高峻の意)気高い行い。 き‐こう気孔】 ①植物の表皮の孔辺細胞の間にある孔。主として呼吸・炭酸同化・蒸散作用などのための気体の通路となる。葉の裏面に最も多く、光や湿度により開閉する。 ②溶岩や陶器、またパンなどが固まる際、ガスの逃げたあとに残った孔。 き‐こう気功】 中国の保健養生法。気を養い、体内にめぐらせることにより心身の健康を得るための鍛練法。 き‐こう気候】 各地における長期にわたる気象(気温・降雨など)の平均状態。ふつう30年間の平均値を気候値とする。 ⇒きこう‐いんし【気候因子】 ⇒きこう‐がく【気候学】 ⇒きこう‐がた【気候型】 ⇒きこう‐く【気候区】 ⇒きこう‐たい【気候帯】 ⇒きこうへんどう‐わくぐみ‐じょうやく【気候変動枠組条約】 ⇒きこう‐ようそ【気候要素】 ⇒きこう‐りょうほう【気候療法】 き‐こう気閘‥カフ (→)エアロックに同じ。 き‐こう奇功】 思いもよらない、すぐれた功績。 き‐こう奇巧‥カウ 珍しくて上手なこと。珍しい細工。 き‐こう奇行‥カウ 普通の人と違った風変りな行い。「―の持主」「―を演ずる」 き‐こう奇効‥カウ 不思議なききめ。珍しい効能。 き‐こう季候】 (「四季七十二候」から)季節や天候。時候。時節。→七十二候 き‐こう紀行‥カウ 旅行中の出来事・見聞・感想などを記したもの。文学作品の一分野ともされる。日本では和歌・俳句・漢詩などをまじえたものが多く、「土佐日記」がその初め。「十六夜日記」「奥の細道」の類。道の記。旅日記。旅行記。道中記。 ⇒きこう‐ぶん【紀行文】 き‐こう紀綱‥カウ (「紀」は小づな、「綱」は大づなの意) ①政治上、根本となる重要な規則。法度。おきて。綱紀。 ②国家を統治すること。 き‐こう起工】 工事をはじめること。着工。「―式」 き‐こう起稿‥カウ 原稿を書き始めること。起草。 き‐こう帰向‥カウ (「帰」は、おもむく意)心がその方に向かうこと。心をよせること。帰趣。帰趨。帰付。 き‐こう帰耕‥カウ それまでの職業をやめて郷里に帰り農業に従事すること。 き‐こう帰航‥カウ 船や航空機が目的地から帰ること。帰りの航海・航空。復航。 き‐こう帰降‥カウ 戦いに敗れて敵に従うこと。降参。 き‐こう帰港‥カウ 船が出発した港に帰ること。 き‐こう寄口】 律令制の戸籍で、1戸を構成しえず、他戸に付記された小家族。また、その家族員。 き‐こう寄港・寄航‥カウ 航海の途中で船が港に立ち寄ること。航空機が途中の空港に寄ることにもいう。 き‐こう寄稿‥カウ 原稿を新聞・雑誌などに載せるように送ること。また、その原稿。「短いエッセーを―する」 ⇒きこう‐か【寄稿家】 き‐こう亀甲‥カフ ⇒きっこう き‐こう貴幸‥カウ 天子の寵愛をこうむること。 き‐こう葵向‥カウ ①アオイの花が日に向かうこと。 ②君主や長上の徳を仰ぎ慕うこと。 き‐こう稀覯・希覯】 (「覯」は、思いがけなく会う意)容易には見られないこと。 ⇒きこう‐ぼん【稀覯本】 き‐こう機巧‥カウ ①精巧にできた装置。細工。からくり。工夫くふう。 ②いろいろに才知をめぐらすこと。「―を弄す」 き‐こう機甲‥カフ 戦車・装甲車など、機械力を利用した兵器で装備すること。「―化師団」 ⇒きこう‐か【機甲科】 ⇒きこう‐ぶたい【機甲部隊】 き‐こう機構】 ①機械の内部の構造。からくり。 ②機械的に構成されているしくみ。官庁・会社・団体などの組織。活動単位としての組織。メカニズム。「流通―」「経済協力開発―」「―改革」 ⇒きこう‐がく【機構学】 き‐こう騎行‥カウ 馬に乗って行くこと。 き‐こう貴公】 〔代〕 (本来は武士ことばで、目上に対して用いたが、のち、同輩またはそれ以下の相手に対して用いるようになり、武士以外でも使うようになった)そこもと。おてまえ。きさま。おまえ。きみ。浄瑠璃、傾城反魂香「皆これ―のおかげ」 き‐ごう記号‥ガウ ①(sign; symbol)一定の事柄を指し示すために用いる知覚の対象物。言語・文字などがその代表的なもので、交通信号のようなものから高度の象徴まで含まれる。また、文字に対して特に符号類をいう。 ②〔言〕(signe フランス)ソシュールによれば、音や図像などの知覚される表象と意味(概念)とが結合した対象。表象をシニフィアン(能記、記号表現)、意味をシニフィエ(所記、記号内容)と呼ぶ。言語も記号の一種。シーニュ。→ランガージュ⇒きごう‐がく【記号学】 ⇒きごう‐ぎぞう‐ざい【記号偽造罪】 ⇒きごう‐そ【記号素】 ⇒きごう‐ろん【記号論】 ⇒きごう‐ろんりがく【記号論理学】 き‐ごう帰仰‥ガウ 深く仏道を信仰すること。帰依渇仰。 き‐ごう揮毫‥ガウ (筆をふるう意)書画をかくこと。揮筆。 ⇒きごう‐りょう【揮毫料】 き‐ごう貴号‥ガウ ①栄誉を表す称号。爵位など。 ②相手の人の号の尊敬語。 き‐ごう旗号‥ガウ 旗じるし。旗章。 き‐ごう徽号‥ガウ (「徽」は、はたじるしの意)天皇から高僧に贈る号。国師号・大師号など。「―勅書」 ぎ‐こう技工】 手で加工する技術。また、その技術者。「歯科―士」 ぎ‐こう技巧‥カウ ①技術の巧みなこと。 ②文学・美術・工芸などの表現や制作をたくみに行う手腕または手法。テクニック。「―をこらす」 ⇒ぎこう‐か【技巧家】 ⇒ぎこう‐は【技巧派】 ぎこう義公】 徳川光圀みつくにの諡号しごうぎ‐こう義甲‥カフ 箏・ギターなどの撥弦楽器を奏するのに用いる爪状の具。ピック。 ぎ‐こう義校‥カウ 小学校の前身をなす簡易な初等学校。一般住民の協力により、主として寄付金によって設立。1871年(明治4)名古屋に創設、72〜73年頃愛知県・岐阜県で多数設立。 ぎ‐こう擬講‥カウ 〔仏〕 ①僧侶が三会さんえの講師を拝命してから、それを勤めるまでの呼称。→已講いこう。 ②浄土宗・真宗大谷派などの学階の一つ。 ぎ‐ごう戯号‥ガウ 戯作者などが使う雅号。平賀源内の「風来山人」「福内鬼外ふくちきがい」など。げごう。 きこう‐いんし気候因子】 気候要素の分布を左右する要因。緯度、高度、海からの距離、大陸の東側か西側か、山脈との位置関係など。 ⇒き‐こう【気候】 きこう‐か寄稿家‥カウ‥ 寄稿する人。 ⇒き‐こう【寄稿】 きこう‐か機甲科‥カフクワ 陸上自衛隊の職種(旧日本陸軍の兵科に相当)の一つ。各国軍の機甲部隊・戦車兵に当たる。 ⇒き‐こう【機甲】 ぎこう‐か技巧家‥カウ‥ ①技巧のすぐれた人。 ②常に技巧を弄する人。 ⇒ぎ‐こう【技巧】 きこう‐がく気候学】 気候の原因、気候と人間生活との関係などを研究する学問。 ⇒き‐こう【気候】 きこう‐がく機構学】 工学の一部門。機械の部分相互の運動関係を研究する学問。 ⇒き‐こう【機構】 きごう‐がく記号学‥ガウ‥ (→)記号論1に同じ。 ⇒き‐ごう【記号】 きこう‐がた気候型】 ある特性によって分類された気候の型。分類の方式は種々あって、原因によるもの(大陸気候・海洋気候・季節風気候など)、植生によるもの(熱帯多雨林気候・ステップ気候・ツンドラ気候など)等がある。ドイツの気候学者ケッペン(W. P. Köppen1846〜1940)の気候区分がよく使われる。 ⇒き‐こう【気候】 きごう‐ぎぞう‐ざい記号偽造罪‥ガウ‥ザウ‥ 産物・商品・書籍などに押印する公務所の記号を偽造する罪。 ⇒き‐ごう【記号】 きこう‐く気候区】 気候によって区分した区域。同一の気候型をもつ地域。 ⇒き‐こう【気候】 き‐こうし貴公子】 ①身分の高い家の年若い男子。貴族の子弟。 ②容貌・風采がすぐれ、気品の高い男子。 きごう‐そ記号素‥ガウ‥ 〔言〕(monème フランス)マルティネの用語。最小の表意単位、すなわち最小記号。英米系言語学の形態素(morpheme)に相当。→分節⇒き‐ごう【記号】 きこう‐たい気候帯】 地球上ほぼ緯度に沿って分けた気候の共通な帯域。熱帯・亜熱帯・温帯・寒帯・極帯など。 ⇒き‐こう【気候】 きこう‐でん乞巧奠‥カウ‥ (キッコウデンとも。女子が手芸に巧みになることを祈る祭事の意)陰暦7月7日の夜、供え物をして牽牛けんぎゅう・織女星をまつる行事。中国の風習が伝わって、日本では宮中の儀式として奈良時代に始まり、後に民間でも行われた。〈[季]秋〉。→たなばた ぎこう‐は技巧派‥カウ‥ 文学・美術などの創作で、特に表現上の技巧を重んずる流派。 ⇒ぎ‐こう【技巧】 きこう‐ぶたい機甲部隊‥カフ‥ 装甲部隊と機械化部隊との総称。すなわち、戦車・装甲車・乗車歩兵・自走砲などで編制された部隊。 ⇒き‐こう【機甲】 きこう‐ぶん紀行文‥カウ‥ (→)紀行に同じ。 ⇒き‐こう【紀行】 きこうへんどう‐わくぐみ‐じょうやく気候変動枠組条約‥デウ‥ 人為的気候変動(地球温暖化)防止の枠組みとなる国連条約。1992年に採択、94年発効。→京都議定書⇒き‐こう【気候】 きこう‐ぼん稀覯本】 初版本・限定本や古書などで、比較的世間に流布るふされていることの少ない書物。稀本。稀書。 ⇒き‐こう【稀覯・希覯】 ぎこう‐よう宜興窯‥エウ 中国江蘇省宜興にある陶窯。明代後期以降の、朱泥や紫泥などの茶注ちゃちゅう(急須)で知られる。 きこう‐ようそ気候要素‥エウ‥ 気候を構成する要素。気温・降水量・湿度・風向・風速など、数値によって表現可能なもの。 ⇒き‐こう【気候】 きごう‐りょう揮毫料‥ガウレウ 揮毫に対する報酬。潤筆料。 ⇒き‐ごう【揮毫】 きこう‐りょうほう気候療法‥レウハフ 風土・気候のよい地に転住し健康の増進、疾病の治療をする方法。転地療養。 ⇒き‐こう【気候】 きごう‐ろん記号論‥ガウ‥ ①(semiotics; semiology)記号・記号体系に関する学問。言語・図像・社会活動などを、意味を伝達する記号として捉え、その特性や伝達の様態などを研究する。 ②(semiotic)論理実証主義の立場でなされる記号の働きに関する研究。語用論・意味論・統語論の3分野に分かれる。 ⇒き‐ごう【記号】 きごう‐ろんりがく記号論理学‥ガウ‥ (symbolic logic)推論を構成する命題を数学の記号に類する記号によって表現し、推論の規則を記号操作の規則として定式化する論理学。現代に一般に行われる論理学で、フレーゲ・ラッセルが体系化。数学的論理学・数理論理学などともいう。 ⇒き‐ごう【記号】 きこえ聞え】 ①音や声が耳に入ること。また、その度合。「―の良くないラジオ」 ②〔言〕(sonority)音声学で、音声の聞き取りやすさの度合。 ③うわさ。とりざた。評判。源氏物語桐壺「御かたちすぐれ給へる―、高くおはします」。「名人の―が高い」 ④世間の人に聞かれた時の体裁。外聞。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「師匠の聟と申せば―もよし」。「世間の―が悪い」 きこえ‐あ・ぐ聞え上ぐ】 〔他下二〕 申し上げる。古今和歌集雑体「身はしもながら言の葉を天つ空まで―・げ」 きこえあわせ‐びと聞え合せ人‥アハセ‥ (動詞「きこえあわす」の連用形に直ちに「人」を付けたもの)御相談申し上げる相手。お話し相手。源氏物語澪標「なほさる方の物をも―にも思ひ聞えつるを」 きこえ‐おと・す聞え落す】 〔他四〕 わるく申し上げる。源氏物語「こちなくも―・してけるかな」 きこえ‐かえ・す聞え返す‥カヘス 〔他四〕 御返事申し上げる。また、お断り申し上げる。枕草子184「御いらへをいささか恥かしとも思ひたらず―・し」 きこえ‐かよ・う聞え通ふ‥カヨフ 〔他四〕 親しくおつきあい申し上げる。また、たがいにお便りをさし上げる。聞え交す。源氏物語澪標「近隣りの御心寄せに何事も―・ひて」 きこえ‐かわ・す聞え交す‥カハス 〔他四〕 (→)「きこえかよう」に同じ。 きこえ‐き・る聞え切る】 〔他四〕 お話しに区切りをつける。お断りをする。和泉式部日記「一の宮の事も―・りてあるを」 きこえ‐ご・つ聞えごつ】 〔他四〕 (「聞え言ごと」を活用させたものとも、「聞え言す」の約ともいう)ことさらに申し上げる。聞こえよがしに言う。枕草子104「悪しかめり、後めたきわざかなと―・つ人々もをかし」 きこえ‐さ・す聞えさす】 〔他四〕 (「さす」は中途でやめる意。「言ひさす」の謙譲語)申し上げるのを中途でやめる。源氏物語紅梅「御前にはしもと―・してゐたれば」 きこえ‐さ・す聞えさす】 〔他下二〕 ①(謙譲語「聞ゆ」に使役の助動詞「さす」が付き、全体で「言う」の謙譲語となったもの)お耳に入れる。申し上げる。落窪物語1「―・すとも、あらがふとぞおしはからせたまふらん」 ②(動詞の連用形に付いて、謙譲の意を表す)…し申し上げる。源氏物語蜻蛉「女も宮を思ひ―・せけるにや」 きこえ‐つ・く聞え付く】 〔他四〕 気持などを申し上げて近づき親しむ。宇津保物語嵯峨院「仲忠、あて宮にいかで―・かむと思ふ心ありて、かく来歩くになむありける」 きこえよ‐がし聞えよがし】 (「聞こえる」の命令形に助詞「かし」が付いてできた語)皮肉・悪口などを直接相手に言わず、しかも当人に聞こえるように、わざとめかして言うこと。梅暦「つひ無理なことも仕なさる筈だト―の壁訴状」。「―に悪口を言う」 きこ・える聞こえる】 〔自下一〕[文]きこ・ゆ(下二) (聞カユの転)音・匂い・言葉などが自然に他の感覚に通じる意。 ①聴覚に感じられる。音声が自然に耳にはいる。古事記「鶴たずが音の―・えむ時は我が名問はさね」。「波の音が―・える」 ②聞く事の内容がそのように理解される。受けとられる。源氏物語花宴「いと若うをかしげなる声のなべての人とは―・えぬ」。徒然草「口にまかせて言ひちらすは、やがてうきたることと―・ゆ」。「皮肉に―・える」「彼が言うともっともらしく―・える」 ③噂にのぼる。世に知れわたる。評判になる。土佐日記「これ昔名高く―・えたる所なり」。日葡辞書「ヨニキコエタヒト」 ④(多く打消の語を伴って)相手の言う一語一語がわかる。理解できる。徒然草「年老い袈裟かけたる法師の、小童の肩をおさへて―・えぬ事ども言ひつつよろめきたる、いとかはゆし」。日葡辞書「キコエヌコトヲイウ」 ⑤嗅覚に感じる。かおる。におう。 →きこゆ(他下二) き‐こがんぴ黄小雁皮】 〔植〕キガンピの別称。 き‐こく枳殻】 カラタチの漢名。猿蓑「うき人を―垣よりくぐらせむ」(芭蕉) ⇒きこく‐てい【枳殻邸】 き‐こく鬼哭】 [李華、古戦場を弔う文]浮かばれぬ亡霊が恨めしさに泣くこと。また、その声。 ⇒きこく‐しゅうしゅう【鬼哭啾啾】 き‐こく帰国】 ①外国から自分の国へ帰ること。「―の途につく」 ②郷里へ帰ること。帰郷。 ⇒きこく‐しじょ【帰国子女】 き‐こく貴国】 相手の国に対する尊敬語。貴邦。 き‐こく旗国】 (flag state)船舶の掲げる国旗の属する国。船籍国。航空機の登録国についても用いる。 ⇒きこく‐しゅぎ【旗国主義】 ⇒きこく‐ほう【旗国法】 ぎ‐ごく疑獄】 ①[礼記王制]事情が入り組んで真相がはっきりしない裁判事件。折たく柴の記「―一条をしるし出されたりけり」 ②俗に、政府高官などが関係した疑いのある大規模な贈収賄事件をいう。「造船―」 きこくし鬼谷子】 ①中国、戦国時代の縦横家。姓氏・事跡不詳。鬼谷(山西省沢州府内)に隠棲したことから鬼谷先生と呼ばれた。蘇秦・張儀が彼に師事したという。 ②権謀術数の法などを述べた書。3巻。1の著とする後世の偽作。 きこく‐しじょ帰国子女‥ヂヨ 親の勤務の関係などから長年海外で生活して帰国した子供。 ⇒き‐こく【帰国】 きこく‐しゅうしゅう鬼哭啾啾‥シウシウ 鬼哭の声がしくしくと聞こえるさま。鬼気迫ってものすごいさまの形容。 ⇒き‐こく【鬼哭】 きこく‐しゅぎ旗国主義】 〔法〕公海・公空での船舶・航空機は、乗員・乗客も含めて、旗国の排他的管轄に服するという原則。 ⇒き‐こく【旗国】 きこく‐てい枳殻邸】 京都市下京区にある東本願寺の別邸。庭園の美で有名。渉成園。 枳殻邸庭園 撮影:的場 啓 ⇒き‐こく【枳殻】 きこく‐ほう旗国法‥ハフ 旗国の法律、すなわちその船舶・航空機の所属国の法律。公海・公空を航行中の船舶・航空機では、国際法上これに準拠する。国旗法。 ⇒き‐こく【旗国】 き‐ごこち着心地】 着物を着た時の体になじむ感じ。きごころ。「―がいい」 き‐ごころ着心(→)「きごこち」に同じ。 き‐ごころ気心】 その人が本来持っている気質。きだて。きまえ。「―が知れない」 き‐ござ着茣蓙】 雨露をしのぐために、身にまとうござ。古く旅行者が使い、現在も農作業などに用いる。〈[季]夏〉 き‐ごし木輿(→)板輿いたごしに同じ。 き‐ごし黄腰】 腰紐こしひもを黄色に染めた袴。 きこし‐お・す聞し食す‥ヲス 〔他四〕 ①お治めになる。きこしめす。万葉集18「すめろきの神のみことの―・す国のまほらに」 ②召しあがる。 きこしめし‐い・る聞し召し入る】 〔他下二〕 (「聞き入れる」の尊敬語)お聞きとどけになる。栄華物語後悔大将「おとづれ聞ゆる人々あまたあれど、ただいま―・れず」 きこしめし‐もの聞召し物】 召しあがりもの。栄華物語嶺月「―など参り据ゑたり」 きこし‐め・す聞し召す】 〔他五〕 ①「聞く」の尊敬語。お聞きなさる。竹取物語「かたち世に似ずめでたきことを、みかど―・して」 ②お聞き入れになる。お許しになる。栄華物語初花「上達部御前に召さんと啓し給ふ。―・すとあれば」 ③「飲む」「食う」などの尊敬語。お召し上がりになる。竹取物語「きたなき所の物―・したれば」 ④「治む」「行う」などの尊敬語。お治めになる。万葉集2「わがおほきみの―・す背面そともの国」 ⑤うまうまとだまされる。浄瑠璃、百日曾我「うまうまと―・したるをかしさよ」 ⑥酒などを飲むことを戯れていう語。「一杯―・す」 ぎこ‐しゅぎ擬古主義】 (多く芸術表現で)過去の或る時代の形式を崇拝模倣しようとする構え。 きごしょう綺語抄‥セウ 歌学書。3巻。藤原仲実著。平安後期に成立。歌語を天象・時節以下の17項目に分類して注釈、万葉・古今・後撰など諸集から例歌を引用。国語辞書の先駆として史的価値が高い。 きこ・す聞す】 〔他四〕 ①(「聞く」の尊敬語)お聞きになる。きこしめす。古事記「麗くわし女をありと―・して」 ②(「言う」の尊敬語)おっしゃる。万葉集13「逢ひたる君をな寝そと母―・せども」 ぎごち‐な・い 〔形〕[文]ぎごちな・し(ク) (ギコチナイとも。「ぎこつなし」の転) ①無骨ぶこつで洗練されていない。動作などがなめらかでなく、不自然である。「―・い挨拶」 ②(着物などが)体にうまく合わなくて、ぐあいが悪い。「―・い着付け」 き‐こつ気骨】 自分の信念に忠実で容易に人の意に屈しない意気。気概。「―のある人物」「―稜稜りょうりょうき‐こつ肌骨】 肌と骨。骨身。〈日葡辞書〉 ⇒肌骨を驚かす き‐こつ奇骨】 常人と異なった、すぐれた気風。風変りな性格。 ぎこつ‐な・し 〔形ク〕 (→)「ぎごちない」に同じ。「ぎごつなし」とも。醒睡笑「―・き法師のおもひを寄せながら」

広辞苑 ページ 4723 での○機嫌を取る単語。