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きっ‐と【屹度・急度】🔗⭐🔉
きっ‐と【屹度・急度】
〔副〕
(キトの促音化。「屹度」「急度」は当て字)
①時間的にきわめて短いさま。急に。すばやく。とっさに。はっと。平家物語9「後を―見ければ、土肥・梶原五十騎ばかりで続いたり」「―思ひいだして」
②相手のつけ入る隙がなく、厳しいさま。状態や表情にゆるみのないさま。厳重に。きっぱりと。きりっと。狂言、鍋八撥なべやつばち「―仰せ付けられて下されい」。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「手ぬるく致すなと―仰付られた」。「―にらむ」「―はねつける」
③確実に行われることを予測・期待するさま。たしかに。必ず。相違なく。保元物語(金刀比羅本)「軍いくさの習ひ、―見むと思ふとも、見ぬ事もあるべければ」。「―失敗するだろう」「―来てね」
⇒きっと‐し・い【屹度しい】
⇒きっと‐しかり【屹度叱】
⇒きっと‐ばか【屹度馬鹿】
⇒屹度する
⇒屹度なる
広辞苑 ページ 4866 での【屹度】単語。