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きっ‐て【切手】🔗🔉

きっ‐て切手】 ①関所の通過や乗船などの際の通行証。好色一代男4「『この女、上下弐人、御通しあるべし』と―を見せて」 ②金銭を受け取りまたは預かった証拠の券。手形。切符。商品切手。 ③郵便切手の略。「―を貼る」 ○切って落とすきっておとす ①勢いよく切って、下に落とす、または、倒す。特に歌舞伎で、開演のとき舞台の幕の上部をはずして一度に落とす。 ②(「幕を―」の形で)ある期間にわたって行う物事を始める。「熱戦の幕が切って落とされた」 ⇒き・る【切る・斬る・截る・伐る・剪る】 ○切って捨てるきってすてる (→)「切り捨てる」2を強めていう語。 ⇒き・る【切る・斬る・截る・伐る・剪る】

きって‐の【切っての】🔗🔉

きって‐の切っての】 その範囲内でもっともすぐれたさま。…で一番。 ▷名詞に付いて、接尾語的に用いる。「町内―美人だ」 ○切っても切れないきってもきれない 断ち切ろうとしても切れないほど強いつながりがある。 ⇒き・る【切る・斬る・截る・伐る・剪る】

キット【kit】🔗🔉

キットkit】 ①組立て模型などの部品一式。 ②工具・用具一式。

きっ‐と【屹度・急度】🔗🔉

きっ‐と屹度・急度】 〔副〕 (キトの促音化。「屹度」「急度」は当て字) ①時間的にきわめて短いさま。急に。すばやく。とっさに。はっと。平家物語9「後を―見ければ、土肥・梶原五十騎ばかりで続いたり」「―思ひいだして」 ②相手のつけ入る隙がなく、厳しいさま。状態や表情にゆるみのないさま。厳重に。きっぱりと。きりっと。狂言、鍋八撥なべやつばち「―仰せ付けられて下されい」。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「手ぬるく致すなと―仰付られた」。「―にらむ」「―はねつける」 ③確実に行われることを予測・期待するさま。たしかに。必ず。相違なく。保元物語(金刀比羅本)「軍いくさの習ひ、―見むと思ふとも、見ぬ事もあるべければ」。「―失敗するだろう」「―来てね」 ⇒きっと‐し・い【屹度しい】 ⇒きっと‐しかり【屹度叱】 ⇒きっと‐ばか【屹度馬鹿】 ⇒屹度する ⇒屹度なる

広辞苑 ページ 4866