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○葛掘るくずほる🔗🔉

○葛掘るくずほる 葛粉をとるため、晩秋の頃に葛の根を掘ること。〈[季]秋〉 ⇒くず【葛】 くず‐まい屑米クヅ‥ 玄米をつく時に、くだけてくずになった米。また、虫くいの米など。 くず‐まい国栖舞‥マヒ 元日などに、国栖人が宮中で国栖歌を歌って舞った舞。→国栖→国栖歌 くず‐まき葛巻】 ①クズの葉先の巻きこんだもの。また、クズの蔓つるの巻きついたさま。 ②葛煉くずねりで巻いた菓子や料理。 くず‐まゆ屑繭クヅ‥ 生糸にできない不良のまゆ。 くず‐まんじゅう葛饅頭‥ヂユウ 葛粉と砂糖などを練った生地で、餡を包んだ饅頭。多く、包んだあと蒸し、冷やして食べる。〈[季]夏〉 くすみ】 軍中に用いる楽器。鉦かね・銅鑼どらの類。くすび。→にょう(鐃) くすみ久隅】 姓氏の一つ。 ⇒くすみ‐もりかげ【久隅守景】 ぐ‐ずみ具墨】 合せ絵具の一種。胡粉ごふんに墨を加えた不透明な色料。やや青みがかった灰色を呈する。 ぐ‐ずみ愚集み】 囲碁の手の一つ。既存の石との関係が悪く愚形の見本とされるが、時に妙手となる。 くすみ‐かえ・るくすみ返る‥カヘル 〔自四〕 まじめくさる。狂言、筑紫の奥「其上あの御奏者は―・つて、つらの憎い御奏者ぢやに依つて」→くすむ1 くすみ‐き・る 〔自四〕 (→)「くすみかえる」に同じ。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「ふりさへ愛想なく―・りたる」 くず‐みず葛水‥ミヅ 葛湯を冷やした夏の飲物。〈[季]夏〉。根無草「―も冷たいところへ心をつけてのもてなし」 くすみ‐もりかげ久隅守景】 江戸前期の画家。号は無礙(無下)斎・一陳翁。狩野探幽の優れた門人の一人だったが、破門され、一時加賀に赴いたとされる。農村の風俗に取材し清新な画風を示す。「夕顔棚納涼図」は著名。元禄(1688〜1704)頃没。 ⇒くすみ【久隅】 くす・む 〔自五〕 ①まじめくさる。閑吟集「―・む人は見られぬ、夢の夢の夢の世をうつつ顔して」 ②じみによそおう。さえない色を呈する。黒ずむ。宗五大草紙「年の程より、ちと―・みて出で立たれ候が」 ③目立たない存在となる。「会社では―・んだ存在の人」 く‐ずもう句相撲‥ズマフ 句合せの俗称。特に句会などで一定の題で一定の時間内に競作し、優劣を争うこと。 くず‐もち葛餅】 ①葛粉または小麦粉・生麩粉などを熱湯でこね、型に入れて蒸した菓子。冷やして黄粉きなこや糖蜜をかけて食べる。〈[季]夏〉 葛餅 撮影:関戸 勇 ②「くずまんじゅう」の別称。 くすもと楠本】 姓氏の一つ。 ⇒くすもと‐せっけい【楠本雪渓】 くすもと‐せっけい楠本雪渓⇒そうしせき(宋紫石) ⇒くすもと【楠本】 くず‐もの屑物クヅ‥ 屑になったもの。廃物。 くず‐や屑屋クヅ‥ 紙屑やぼろなど、廃品の売買を業とする人。 くず‐や葛屋】 茅かや・わらなどで屋根を葺いた家。くさや。かやや。狂言、薩摩守「あの向ふに見ゆる―は、身共が所ぢや」 くすやま楠山】 姓氏の一つ。 ⇒くすやま‐まさお【楠山正雄】 くすやま‐まさお楠山正雄‥ヲ 演劇学者・児童文学者。東京生れ。早大卒。近代劇の翻訳紹介に努め、内外の童話・神話・伝説を再話。著「近代劇十二講」。(1884〜1950) ⇒くすやま【楠山】 くず‐ゆ葛湯】 葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食物。主として幼児・病人に用い、また、体が温まるので冬に用いる。〈[季]冬〉 ぐずら‐ぐずらグヅラグヅラ (「愚図ら愚図ら」は当て字)(→)「ぐずぐず」に同じ。 くすり】 (一説に「くすし(奇)」と同源か) ①病気や傷を治療・予防するために服用または塗布・注射するもの。水薬・散薬・丸薬・膏薬・煎薬などの種類がある。万葉集5「雲に飛ぶ―はむともまた変若ちめやも」 薬 撮影:関戸 勇 ②広く化学的作用をもつ物質。釉薬うわぐすり・火薬・農薬など。 ③心身に滋養・利益を与えるもの。比喩的にも用いる。「毒にも―にもならない」「失敗が彼の―になればよいが」 ④ちょっとした賄賂わいろ。鼻薬はなぐすり。「―をかがせる」 ⑤ごく少量のたとえ。「―ほども無い」 ⇒くすり‐うり【薬売り】 ⇒くすり‐おろし【薬卸し】 ⇒くすり‐がけ【釉掛け・薬掛け】 ⇒くすり‐がち【薬勝ち】 ⇒くすり‐がり【薬猟・薬狩】 ⇒くすり‐ぐい【薬食い】 ⇒くすり‐くそうばい【薬九層倍】 ⇒くすり‐こ【薬子】 ⇒くすり‐ざけ【薬酒】 ⇒くすり‐し【薬師】 ⇒くすり‐だい【薬代】 ⇒くすり‐だのみ【薬頼み】 ⇒くすり‐ちゃ【薬茶】 ⇒くすり‐づけ【薬漬け】 ⇒くすり‐づつみ【薬包】 ⇒くすり‐どの【薬殿】 ⇒くすり‐どびん【薬土瓶】 ⇒くすり‐とり【薬取り】 ⇒くすり‐なべ【薬鍋】 ⇒くすり‐なやみ【薬悩み】 ⇒くすり‐の‐かみ【典薬頭】 ⇒くすり‐の‐こと【薬の事】 ⇒くすり‐の‐つかさ【薬司・典薬寮】 ⇒くすり‐の‐にょうかん【薬の女官】 ⇒くすり‐ばこ【薬箱】 ⇒くすり‐び【薬日】 ⇒くすり‐びん【薬瓶・薬壜】 ⇒くすり‐ぶろ【薬風呂】 ⇒くすり‐ぶろ【薬風炉】 ⇒くすり‐ほり【薬掘り】 ⇒くすり‐ます【薬枡】 ⇒くすり‐みず【薬水】 ⇒くすり‐もぐさ【薬艾】 ⇒くすり‐や【薬屋】 ⇒くすり‐ゆ【薬湯】 ⇒くすり‐ゆび【薬指】 ⇒くすり‐ろ【薬炉】 ⇒薬が利き過ぎる ⇒薬にしたくても無い ⇒薬にする程 ⇒薬人を殺さず薬師人を殺す ⇒薬掘る ⇒薬より養生 クズリ貂熊・屈狸】 イタチ科の哺乳類。体形はアナグマに似る。体長80センチメートルほど、雌はやや小さい。毛色は黒褐色。ユーラシア大陸北部と北アメリカ北部の森林に分布。凶暴で大形の獣も襲うが、主食はネズミ類や小鳥など。クズリはニヴヒ語といわれる。 クズリ 提供:東京動物園協会 くすり‐うり薬売り】 薬を売り歩く人。 ⇒くすり【薬】 くすり‐おろし薬卸し(→)薬研やげんに同じ。 ⇒くすり【薬】

広辞苑 ページ 5614 での○葛掘る単語。