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げん‐ぶく【元服】🔗⭐🔉
げん‐ぶく【元服】
(ゲンプクとも。元は首・頭、服は着用する意)
①男子が成人になったことを示し祝う儀式。髪型・服装を改め、頭に冠をつける。年齢は11〜17歳ごろが多く、幼名を廃し命名・叙位のことがある。武家では冠でなく烏帽子えぼしをつけ烏帽子名に改める。16世紀ごろから庶民では前髪を剃ることに代わる。女子では髪上かみあげ・初笄ういこうがい・裳着もぎ・鬢びんそぎがこれに当たる。首服。冠礼。加冠。初冠ういこうぶり。御冠みこうぶり。冠こうぶり。源氏物語桐壺「この君の御童姿、いと変へま憂く思せど、十二にて御―したまふ」
②江戸時代、女子が嫁して後、眉を剃り、歯を染め、丸髷まるまげに結うこと。
→半元服。
⇒げんぶく‐おとり【元服劣り】
⇒げんぶく‐おや【元服親】
⇒げんぶく‐な【元服名】
⇒げんぶく‐ぶぎょう【元服奉行】
⇒げんぶく‐よし【元服吉】
広辞苑 ページ 6430 での【元服】単語。