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げん‐ふく【厳復】🔗⭐🔉
げん‐ふく【厳復】
(Yan Fu)中国の思想家・学者。福建の人。字は又陵・幾道。清朝末期、英国に留学し、西欧近代思想を翻訳・紹介、知識層に大きな影響をあたえたが、のち伝統擁護を主張。「天演論」(T.H.ハックスリ「進化と倫理」)や「原富」(A.スミス「国富論」)などが代表的翻訳。(1854〜1921)
げん‐ぶく【元服】🔗⭐🔉
げん‐ぶく【元服】
(ゲンプクとも。元は首・頭、服は着用する意)
①男子が成人になったことを示し祝う儀式。髪型・服装を改め、頭に冠をつける。年齢は11〜17歳ごろが多く、幼名を廃し命名・叙位のことがある。武家では冠でなく烏帽子えぼしをつけ烏帽子名に改める。16世紀ごろから庶民では前髪を剃ることに代わる。女子では髪上かみあげ・初笄ういこうがい・裳着もぎ・鬢びんそぎがこれに当たる。首服。冠礼。加冠。初冠ういこうぶり。御冠みこうぶり。冠こうぶり。源氏物語桐壺「この君の御童姿、いと変へま憂く思せど、十二にて御―したまふ」
②江戸時代、女子が嫁して後、眉を剃り、歯を染め、丸髷まるまげに結うこと。
→半元服。
⇒げんぶく‐おとり【元服劣り】
⇒げんぶく‐おや【元服親】
⇒げんぶく‐な【元服名】
⇒げんぶく‐ぶぎょう【元服奉行】
⇒げんぶく‐よし【元服吉】
げん‐ぷく【袨服】🔗⭐🔉
げん‐ぷく【袨服】
①黒色の衣。
②はれぎ。盛装。
げんぶく‐おとり【元服劣り】🔗⭐🔉
げんぶく‐おとり【元服劣り】
元服して髪を結いあげてみると、思ったより美しさが劣ること。あげおとり。大鏡兼家「御―のことのほかにせさせ給ひにしをや」
⇒げん‐ぶく【元服】
げんぶく‐おや【元服親】🔗⭐🔉
げんぶく‐おや【元服親】
(→)烏帽子親えぼしおやに同じ。
⇒げん‐ぶく【元服】
広辞苑 ページ 6430。