複数辞典一括検索+

○事が延びれば尾鰭が付くことがのびればおひれがつく🔗🔉

○事が延びれば尾鰭が付くことがのびればおひれがつく 事は早く運ばないと余計なことがつきまとってやりにくくなる。 ⇒こと【事】 こと‐がま・し事がまし】 〔形シク〕 ぎょうぎょうしい。おおげさだ。ことごとしい。曾我物語9「その体―・しく出で立ちたり」 こと‐がま・し言囂し】 〔形シク〕 口やかましい。源氏物語夕霧「さがなく―・しきもしばしはなまむつかしう」 こと‐がみ琴頭】 琴のかしらの方。武烈紀「―に来ゐる影媛」↔琴尾ことじり こと‐がら言柄】 ことばのおもむき。歌の姿。徒然草「今の世の人の詠みぬべき―とは見えず」 こと‐がら事柄】 ①事の内容。事の模様。古今著聞集15「若しやとて―を見せけるに」。「信用にかかわる―には触れない」 ②様子。海道記「木綿幣ゆうしで風に乱れたる―にて」 ③(コツガラ(骨柄)の転)体格。人品。平治物語「容儀―人に勝れてぞ見えられける」 こと‐き異木】 異なる木。他の木。枕草子37「桐の木の花…―どもとひとしういふべきにあらず」 こ‐どき蚕時】 蚕を飼う季節。一説に、コトホキ(言寿)の約で、祝宴の意という。万葉集14「新室にいむろの―に到れば」 こと‐ぎさき異后】 他のきさき。栄華物語若水「みかどの御母后・妻后を放ちては―のおはしますやうなかりければ」 こと‐きみ異君】 ①別の主君。謡曲、花筐「この君ならで日の本に又―のましますべきか」 ②他の人、他の男の尊敬語。 ⇒こときみ‐どり【異君取り】 こときみ‐どり異君取り】 他の人を主君とすること。また、他の男を婿とすること。落窪物語1「何の由にか、―はし奉らむと泣けば」 ⇒こと‐きみ【異君】 こと‐ぎれ事切れ】 ①事が終わること。事の止むこと。 ②息がたえること。死ぬこと。 ⇒ことぎれ‐の‐ごせいばい【事切の御成敗】 ⇒ことぎれ‐の‐もんじょ【事切文書】 ことぎれ‐の‐ごせいばい事切の御成敗】 鎌倉幕府の訴訟で、勝訴者に下知状が下付され、全く結審した裁判。 ⇒こと‐ぎれ【事切れ】 ことぎれ‐の‐もんじょ事切文書】 鎌倉時代、落着した裁判の一件書類。 ⇒こと‐ぎれ【事切れ】 こと‐き・れる事切れる】 〔自下一〕[文]ことき・る(下二) ①終わる。きまる。落着する。十訓抄「東国の庄の事、今まで―・れねば」 ②死ぬ。命が絶える。保元物語「午の刻ばかりに、御―・れにけり」 こ‐とく古徳】 昔の高徳の僧。沙石集2「―の釈によりて」 こ‐どく孤独】 ①みなし子と老いて子なき者。太平記33「窮民・―の飢ゑをたすくるにもあらず」→鰥寡かんか孤独。 ②仲間のないこと。ひとりぼっち。「―感」 ⇒こどく‐し【孤独死】 ご‐とく五徳】 ①儒教で、温・良・恭・倹・譲の五つの徳目。兵家で、知・信・仁・勇・厳。 ②秦漢の儒教で、木・火・土・金・水の五行のこと。帝王の徳を示すものとされ、その循環によって王朝の交替等を説明した。→五行。 ③炭火などの上に置き、鉄瓶などをかける3脚または4脚の輪形の器具。鉄または陶器製。上下逆に置くこともある。 五徳 ④紋所の名。五徳3の形をかたどったもの。 ご‐とく悟得】 悟りをひらいて真理を会得すること。 ご‐どく誤読】 まちがえて読むこと。 こと‐くさ異草】 異なる草。他の草。謡曲、安達原「―もまじる茅莚かやむしろこと‐ぐさ言種】 ①常に口にする事がら。口ぐせ。伊勢物語「常の―にいひけるを聞き負ひける男」 ②言いわけ。口実。能因本枕草子あぢきなきもの「いかでまかでなむといふ―をして」 ③うわさのたね。浄瑠璃、心中天の網島「世上の―に紙屋治兵衛が心中と」 こどく‐し孤独死】 看取る人もなく一人きりで死ぬこと。 ⇒こ‐どく【孤独】 ごとくだいじ‐さねさだ後徳大寺実定】 藤原実定の通称。 ごとく‐ち後得智】 〔仏〕(根本智の後に得るからいう)現象世界の差別の相を正しく認識する智。 こと‐くど・い事諄い】 〔形〕 「くどい」を強めていう語。狂言、若菜「酒興のあまり座敷が永うて、―・いといふ事さうに御座る」 こと‐くに異国】 ①よその地方。他国。異郷。宇治拾遺物語4「おのが国にはあらで―に田を作りけるが」 ②外国。とつくに。源氏物語常夏「広く―のことを知らぬ女のためとなむ覚ゆる」 こ‐とくにん子徳人】 子福者。狂言、三番叟「世上に徳人多しと申せども、―程目出度き者はあるまじきと存候」 ことく‐らく胡徳楽】 雅楽の高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの舞楽曲。六人舞。酒宴の様子を滑稽に演ずる。 こと‐くらげ琴水母】 クシクラゲ類の一種。体は竪琴たてごと形で、体長約15センチメートル。体は軟らかく、黄色・灰色・淡紅色などで変化に富み、細かい疣いぼ状の突起を持つことが多い。海底にすみ泳がない。 ことくらげ こと‐くわ・う言加ふ‥クハフ 〔自下二〕 ①ことばを添え加える。助言する。口出しする。枕草子23「をのこは―・へさぶらふべきにもあらず」 ②唱和する。源氏物語胡蝶「おもしろくうたひ給ふ。主の大臣も―・へ給ふ」 こと‐くわ・う事加ふ‥クハフ 〔自下二〕 大げさにする。よけいにする。源氏物語初音「例あることより外に、様ことに―・へて」 こ‐どけい子時計】 親時計から送って来る信号電流で動く電気時計。 こと‐こい言乞い‥コヒ 占いをすること。散木奇歌集「さらひする室の八島の―に」 こと‐こい異恋‥コヒ ことなる恋。別の恋。散木奇歌集「君をおきて―するか」

広辞苑 ページ 7292 での○事が延びれば尾鰭が付く単語。