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○声色を遣うこわいろをつかう🔗🔉

○声色を遣うこわいろをつかう 他人の声をまねる。 ⇒こわ‐いろ【声色】 こわ‐うち強打コハ‥ 刀・槍などの打物うちものをきたえることにすぐれた人。また、それらを使う武術にすぐれた人。奥州後三年記「亀次といふ―なん侍る」 こ‐わかぎみ小若君】 幼少の若君。また、弟君。海人の刈藻「大若君の御師に大殿御衣かづけ給ひ、―の御師に殿御衣かづけ給ふ」 こ‐わかしゅ小若衆】 若衆。蒙求抄2「―のやうな物が為めに我等が中をたがわれうや」 こわ‐がね強金コハ‥ 金属のうち、極めて質の硬いもの。 こわ‐がり怖がり・恐がりコハガリ とかくこわがる人。臆病者。「―屋」 こわ‐が・る怖がる・恐がるコハガル 〔自他五〕 こわいと思う。恐ろしく思う。能因本枕草子ねたきもの「なほこそ―・り給はめなどこそいひたるよ」。「暗闇を―・る」 こ‐わかれ子別れ】 親が子と生き別れをすること。 こわかれ子別れ】 落語。大工の熊五郎が、女遊びに愛想をつかして去った女房と、子供をかすがいに復縁する話。後半は「子はかすがい」と称する。 こ‐わき小脇】 (コは「ちょっと」「軽く」などの意を表す接頭語)脇。平治物語「弓をば―にかい挟み」 こ‐わきざし小脇差】 脇差の短いもの。甲陽軍鑑7「―を以て利を得たるものは」↔大脇差 こ‐わく蠱惑】 人の心をひきつけ、まどわすこと。「―的なまなざし」 こわ‐くご強供御コハ‥ (女房詞)こわめし。赤飯。 こわくだに小涌谷】 神奈川県箱根町にある温泉地。泉質は単純温泉・塩化物泉。こわきだに。 こ‐わけ小分け】 一度区分したものを更に小さく区分すること。また、その区分したもの。細目さいもく。史記抄「せかせかと―にわけたをうちあはせて」 こ‐わけ仔分け】 牛馬の所有主と飼主とが、その牛馬の生んだ仔を分配すること。立て分け。 こわ‐げ怖げ・恐げコハ‥ こわいさま。こわそう。浄瑠璃、傾城反魂香「ぞつと―も立ち寄りて」 こわげ‐だ・つ怖げ立つ・恐げ立つコハ‥ 〔自四〕 おそろしい気持になる。浄瑠璃、鎌田兵衛名所盃「長田しきりに―・ち」 こわ‐ごコハ‥ (強供御こわくごの意。女房詞)こわめし。赤飯。 こわ‐ごと強言コハ‥ 強がり。負けん気の言葉。義経記3「何時も―は変らざり」 こわ‐ごわ怖怖・恐恐コハゴハ 〔副〕 こわいこわいと思いながらするさま。おそるおそる。「―のぞく」 ごわ‐ごわ強強ゴハゴハ 紙や布などが、こわばっていてしなやかでないさま。 こわ‐ごわ・し強強しコハゴハシ 〔形シク〕 ①手ざわりがかたい。しなやかでない。源氏物語手習「―・しういららぎたるものども着給へるしも」 ②ごつごつしている。なめらかにいかない。源氏物語帚木「おのづから―・しき声に読みなされなどしつつ」 ③無骨ぶこつである。源平盛衰記3「田舎侍の気折りに―・しかりけるが」 こ‐わざ小技】 相撲や柔道などで、ちょっとしたわざ。↔大技 こわ‐さき声先】 ①声のはし。語ることばのはし。発心集「丹波の方へとやらん、―ばかり僅かに聞きし物をと」 ②謡曲で、謡い出しの最初の声。花鏡「―調子に合ふ事」 こわ‐ざし声差し】 声の様子。こわね。こえつき。太平記39「あざ笑ひたる―にて申しけるは」 こわ‐ざま声状・声様】 声の状態。物を言う様子。源氏物語常夏「あはつけき―にのたまひ出づる詞」 こわ‐ざれ強戯れコハ‥ ひどいたわむれ。わるじゃれ。狂言、悪太郎「アア―事をするないやい」 ご‐わさん御破算‥ハ‥ ⇒ごはさん こわし乞はしコハシ (乞ハスの連用形から)乞いなさること。神代紀「―の随まにまに遂に侍送あいおくる」 こわし壊し・毀しコハシ こわすこと。「古家の―」 こわ‐じい強強いコハジヒ 強くしいること。むりじい。 こわ‐しょうぞく強装束コハシヤウ‥ ⇒こわそうぞく こわ‐じり声後・声尻】 声の末。語る言葉の末。語尾。 こわ・す乞はすコハス 〔他四〕 乞いなさる。古事記「前妻こなみが肴―・さば」 こわ・す壊す・毀すコハス 〔他五〕 ①破壊する。だめにする。こぼつ。くだく。浮世風呂3「叱ればあたけちらして物を―・しますし」。「話を―・す」 ②機能をそこなう。障害をおこさせる。「腹を―・す」 ③高額の貨幣を小額の貨幣にする。くずす。「1万円札を―・す」 ごわ・す 〔自サ変〕 (「ござんす」の変化した「ごわんす」の約) ①「有る」を丁寧にいう語。ございます。 ②「(で)ある」を丁寧にいう語。…でございます。 こわ‐そうぞく強装束・剛装束コハサウ‥ 平安後期から行われだした、こわばった服装。冠・袍ほう・直衣のうしなどの生地を、強く糊をつけたり厚くしたりしてこわくし、肩と袖などの部分をかたく角ばらせて威儀を正したもの。こわしょうぞく。↔萎装束なえそうぞく こわ‐だえ声絶え】 声のとぎれること。堀河百首「―もせず鳴くにかあるらむ」 こわ‐だか声高】 声の高いこと。大きな声。「―に話す」 こ‐わたり古渡り】 室町時代またはそれ以前に外国から伝来した織物・器物・書物・薬品などの称。貴重なものとされた。時代渡り。もとわたり。古渡こと。「―サントメ」→新渡しんと→中渡なかわたり こわ‐だんぱん強談判コハ‥ 強硬な談判。 こわ‐づかい声遣い‥ヅカヒ 物を言う声の様子。こわざま。源氏物語若紫「うちいでむ―もはづかしければ」 こわ‐つき声付】 声の様子。狭衣物語4「申し上ぐる―のいとたのもしげなれど」 ごわ‐つ・く強つくゴハ‥ 〔自五〕 固くてごわごわする。 こわ‐づくり声作り】 こわづくること。こわづくろい。宇津保物語国譲上「うち―して孫王の君はここにかとの給へば」 こわ‐づく・る声作る】 〔自四〕 ①ことさらに声をつくろっていう。つくりごえをする。源氏物語花散里「―・り気色どりて、御消息聞ゆ」 ②せきばらいする。しわぶく。宇津保物語俊蔭「立ちよりて―・り給へば」 こわ‐づくろい声作ろい・声繕い‥ヅクロヒ こわづくり。源平盛衰記36「弁慶―してことごとしく申しけるは」 こ‐わっぱ小童】 (コワラハの転)子供、また、年少者をののしっていう語。浄瑠璃、曾我扇八景「―風情にとめられしは」 こわ‐てき強敵コハ‥ てごわい敵。きょうてき。 こわ‐な・し 〔形ク〕 声がたけだけしい。〈新撰字鏡12こわ‐ね声音】 声の音色。こわいろ。「弱々しい―」 こわ‐ば・る強張るコハ‥ 〔自五〕 ①しなやかだったものがかたくなる。硬直する。夏目漱石、坑夫「関節が窮屈に硬張こわばつて、動きたがらない」。「表情が―・る」 ②強情を張る。意地を張る。浄瑠璃、関八州繋馬「降参すれば命を助くる、―・らば手本はこれと」 こわ‐びき声引き】 経文などを読むのに、声を長く引いて出すこと。梁塵秘抄「竜女が妙なる―は」 こわ‐ふしもの強賦物コハ‥ 詠みこむのに困難な賦物。連理秘抄「初心の人、―さらに好むべからず」 こわ‐ぶり声風】 歌う声の調子。声の様子。宇津保物語祭使「大君まさばといふ―に、かう歌ひ給ふ」 こわ‐まくら声枕】 謡うたいの途中で、次の語を印象づけるために間を置くこと。心拍子。申楽談儀「ここには―を置くべし。今程心拍子と言へり」 こわ‐むね強胸コハ‥ 胸の固い部分。義経記7「―を踏まへて」 こわ‐めし強飯コハ‥ 糯米もちごめを蒸したもの。多くは小豆を加え、祝賀に用いる。仏事には小豆を加えない白いもの、または黒豆を混ぜたものを用いる。蒸飯。おこわ。赤飯。→こわいい こわ‐もて強持てコハ‥ 内心こわく思うのでかえって優待すること。また、されること。洒落本、南閨雑話「わるくしたらばやかましからんと、―に勤める」。「―にもてる」 こわ‐もて強面コハ‥ (コワオモテの約)おそろしい顔つき。また、相手に対してつよく出ること。 こわ‐もの怖物・恐物コハ‥ こわいと思うもの。おそろしいもの。御伽草子、猫の草子「猫殿も、犬といふ―にあそこここを追ひ廻され」 こわ‐もの強者コハ‥ 強いもの。剛の者。したたか者。 こわ‐ゆみ強弓コハ‥ 強い弓。ごうきゅう。 こわ‐らか強らかコハ‥ ごつごつしているさま。ぶこつなさま。平家物語1「片田舎の侍どもの―にて」 こ‐わらべ小童(→)「こわらわ」に同じ。 こ‐わらわ小童‥ワラハ こども。こわらべ。大鏡「自らは―にてありし時」 こ‐わり小割】 ①材木を小さく挽きわること。また、その物。 ②木材の形状・寸法を示す規格の一つ。幅1寸前後の角材。 ③まきを小さく割るための、なた。 こわ・る強るコハル 〔自四〕 ①かたくなる。こわばる。栄華物語楚王夢「御乳はいとうつくしげにおはしますが、いたう―・るまで膨らせ給へれば」 ②かたくなになる。周易抄「―・つて人に従はざるぞ」 ③腹が痛む。(和訓栞) こわ・る壊る・毀るコハル 〔自下二〕 ⇒こわれる(下一) こわれ壊れ・毀れコハレ こわれること。こわれた物。こわれたかけら。 ⇒こわれ‐もの【壊れ物・毀れ物】 コワレフスカヤSofiya Vasil'evna Kovalevskaya】 ロシアの数学者。近代初の女性大学教授(ストックホルム大学)。偏微分方程式に関する論文とラプラスの土星の環の形状に関する数学的理論によりゲッティンゲン大学より博士号授与。(1850〜1891) こわれ‐もの壊れ物・毀れ物コハレ‥ ①こわれた物。 ②陶器・ガラスなど、こわれやすい物。「―注意」 ⇒こわれ【壊れ・毀れ】 こわ・れる壊れる・毀れるコハレル 〔自下一〕[文]こは・る(下二) ①物が砕ける。くずれくだける。「茶碗が―・れる」 ②破損する。故障する。「テレビが―・れる」 ③物事が駄目になる。不成立に終わる。「商談が―・れる」 こわ‐わざ声技】 音声を用いる技。うたいもののわざ。

広辞苑 ページ 7543 での○声色を遣う単語。