安平】
(アンペイとも)
①たやすいこと。平家物語
5「さては―ござんなれとて、修行にぞ出でにける」
②安っぽいさま。塵袋「人を―にいふとき、をれらがといふは、われらがといふ心か」
③安らかに平穏であること。浄瑠璃、吉野忠信「四海の―、掌
たなごころの内に照らし」
あん‐べい
(アルベキ、またアルベイの音便)あるだろう。あるはずだ。更級日記「きらきらしき勢など―やうもなく」。歌舞伎、暫「鏡は…大かたぽつぽに―から、おれに下せへ」
→べい
あんぺい
京阪地域のやわらかい蒸し蒲鉾。鱧
はものすり身などを滑らかに練り上げて作る。あんぺん。
あんぺい‐どうふ【