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しめ・す【示す】🔗🔉

しめ・す示す】 〔他五〕 ①他の者にそれとわかるように、指さし、または実際に出して見せる。万葉集3「汐干なば玉藻刈り蔵め家の妹が浜づと乞はば何を―・さむ」。「実物を―・す」「時計が正午を―・す」 ②物事を表して知らせる。はっきりと知らせる。万葉集4「にほ鳥のかづく池水心あらば君にわが恋ふる心―・さね」。源氏物語明石「舟をよそひまうけて必ず雨風やまば、此浦によせてよと、重ねて―・すことの侍りしかば」。「誠意を―・す」「模範を―・す」「方向を―・す」「関心を―・す」 ③事物が見る人・聞く人にある事柄をわからせる。表示する。意味する。「雨戸が留守を―・す」「風の音が台風の接近を―・す」 ④さとしいましめる。好色一代男6「宿の男などとの事は末の名の立つを密かに―・し」

広辞苑 ページ 9055 での示す単語。