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しめし‐ばい【湿し灰】‥バヒ🔗⭐🔉
しめし‐ばい【湿し灰】‥バヒ
茶の湯で、炉の炭手前で炉中に蒔く湿気を含んだ灰。番茶の煎汁を入れて天日にさらして製したもの。蒔き灰。
⇒しめし【湿し】
しめ‐しめ🔗⭐🔉
しめ‐しめ
〔感〕
(「しめた」の略「しめ」の畳語)物事が自分の思ったとおりになった時に発する語。
じめ‐じめ🔗⭐🔉
じめ‐じめ
①湿気が多く不快なさま。「―とした土地」
②性格・雰囲気が暗く陰気なさま。「―した話」
しめ‐じめ‐と🔗⭐🔉
しめ‐じめ‐と
〔副〕
①しめりうるおうさま。じめじめ。
②雨などの絶え間なく降るさま。しめしめ。狂言、節分「―降る雨も」
③静かに沈んださま。ひっそりしたさま。しめやか。源氏物語若菜上「―人目すくなき宮の内のありさまに」
④深く心をうちこんださま。つくづく。十訓抄「此の侍従の君を年比―けさうしけれども」
しめし‐よこ【湿し緯】🔗⭐🔉
しめし‐よこ【湿し緯】
絹織物を織る時、緯よこ糸をぬらして織ること。ぬれよこ。
⇒しめし【湿し】
しめし‐より【示し寄り】🔗⭐🔉
しめし‐より【示し寄り】
(滋賀県で)新年になって初めての部落の寄合よりあい。
⇒しめし【示し】
しめ・す【示す】🔗⭐🔉
しめ・す【示す】
〔他五〕
①他の者にそれとわかるように、指さし、または実際に出して見せる。万葉集3「汐干なば玉藻刈り蔵つめ家の妹が浜づと乞はば何を―・さむ」。「実物を―・す」「時計が正午を―・す」
②物事を表して知らせる。はっきりと知らせる。万葉集4「にほ鳥のかづく池水心あらば君にわが恋ふる心―・さね」。源氏物語明石「舟をよそひまうけて必ず雨風やまば、此浦によせてよと、重ねて―・すことの侍りしかば」。「誠意を―・す」「模範を―・す」「方向を―・す」「関心を―・す」
③事物が見る人・聞く人にある事柄をわからせる。表示する。意味する。「雨戸が留守を―・す」「風の音が台風の接近を―・す」
④さとしいましめる。好色一代男6「宿の男などとの事は末の名の立つを密かに―・し」
しめ・す【湿す】🔗⭐🔉
しめ・す【湿す】
〔他五〕
①ぬらす。うるおす。しめらす。「のどを―・す」
②(水にぬらして消すことから)火を消す。吹き消すことにもいう。好色一代男7「釣行灯の光をわざと―・して」
③(筆をぬらすことから)手紙などを書く。黄表紙、孔子縞于時藍染こうしじまときにあいぞめ「またぞや―・しまゐらせ候そろ」
広辞苑 ページ 9055。