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○鋳掛屋の天秤棒いかけやのてんびんぼう🔗🔉

○鋳掛屋の天秤棒いかけやのてんびんぼう (普通より長くて7尺5寸あり、端が荷の先に出ることから)出しゃばり者。出過ぎたこと。 ⇒い‐かけ【鋳掛け】 い‐か・ける射掛ける】 〔他下一〕[文]いか・く(下二) 敵に向かって矢を射る。 いか‐こうか異化効果‥クワカウクワ (Verfremdungseffekt ドイツ)演劇で、現実を批判的に対象化し、見慣れた事物をも、初めて見たように異様に感じさせ、その本質を観客に覚らせる効果。また、そういう手法。ブレヒトの叙事詩的演劇論の核心をなす用語。アリストテレス以来のカタルシス演劇論への批判に基づく。 いが‐ごえ伊賀越え】 奈良時代の官道。大和から山城の笠置を経、伊賀の柘植つげに出て、鈴鹿関に通じた街道の称。 ⇒いがごえ‐どうちゅうすごろく【伊賀越道中双六】 ⇒いがごえ‐の‐かたきうち【伊賀越の敵討】 いがごえ‐どうちゅうすごろく伊賀越道中双六‥ダウ‥ 浄瑠璃。近松半二ほか合作の時代物。1783年(天明3)初演。「伊賀越の敵討」を脚色。「沼津」「岡崎」の段が名高い。 →文献資料[伊賀越道中双六(沼津の段)] ⇒いが‐ごえ【伊賀越え】 いがごえ‐の‐かたきうち伊賀越の敵討】 寛永11年(1634)11月7日、岡山藩士渡辺数馬が、姉婿荒木又右衛門らとともに、弟(一説に父)のかたき河合又五郎を伊賀の上野城下、鍵屋の辻で討ち取ったこと。赤穂浪士・曾我兄弟仇討と合わせて、天下三大仇討と称せられる。 ⇒いが‐ごえ【伊賀越え】 い‐がさ藺笠ヰ‥ 藺の茎を編んでつくった笠。 いか‐さし烏賊刺し】 「イカの刺身」の略。 いか‐さま如何様】 [一]〔名〕 ①どのよう。万葉集1「―に思ほしめせか」 ②「いかさまもの」の略。いんちき。「―ばくち」 [二]〔副〕 ①(確信をもって推測し、また判断を強調して)きっと。いかにも。さては。なるほど。謡曲、井筒「在原の業平に―故ある御身やらん」。史記抄「―司馬遷が筆ではないぞ」 ②(強い意志を表して)どうにかして。ぜひとも。謡曲、羽衣「―取りて帰り…家の宝となさばや」 [三]〔感〕 (相手のことばを肯定して)いかにもそのとおりだ。なるほど。狂言、樋の酒「―。さうであらう。殊の外よい酒ぢや」 ⇒いかさま‐し【如何様師】 ⇒いかさま‐だち【如何様立ち】 ⇒いかさま‐もの【如何様物】 ⇒いかさま‐もの【如何様者】 いかさま‐し如何様師】 詐欺師。 ⇒いか‐さま【如何様】 いかさま‐だち如何様立ち】 相撲の立合いで、「待った」と見せて、相手がためらっているすきに立ち上がって先手をとること。ぺてんだち。 ⇒いか‐さま【如何様】 いかさま‐もの如何様物】 いかにもそうだと思わせるように似せた品。まやかしもの。にせもの。「―を売りつける」 ⇒いか‐さま【如何様】 いかさま‐もの如何様者】 いかさまをする者。いかさま師。 ⇒いか‐さま【如何様】 いか‐さよう異化作用‥クワ‥ (ostranenie ロシア)ロシア‐フォルマリズムの用語。日常的に見慣れたものを別の角度から見直して、新鮮さを生み出す技法。 いかし 実のいらなかった籾もみ。粃しいないか・し厳し】 〔形ク〕 (古くはシク活用か。中・近世、口語形「いかい」も用いた) ①いかめしい。おごそかである。源氏物語手習「頼もしう―・きさまを人に見せむ」 ②あらあらしい。たけだけしい。宇津保物語俊蔭「おそろしげに―・き者ども」 ③(多く、連用形「いかく」、その音便「いかう」の形で)はなはだしい。大層である。ひどい。いっかい。狂言、武悪「―・い御苦労をなさるる」。狂言、麻生「烏帽子髪といふものは―・う窮屈なものぢやなあ」 ④大きい。多い。鷹筑波「―・い音してとふもうるさし」 ⇒いかいこと ⇒いかい世話 いかし厳し】 (形容詞の語幹) ⇒いかし‐ひ【厳し日】 ⇒いかし‐ほ【厳し穂・茂し穂】 ⇒いかし‐ほこ【厳し矛】 ⇒いかし‐みよ【厳し御世】 いかし‐ひ厳し日】 おごそかな日。生日いくひ⇒いかし【厳し】 いかし‐ほ厳し穂・茂し穂】 よく実のついた稲穂。祝詞、祈年祭「八束穂の―」 ⇒いかし【厳し】 いかし‐ほこ厳し矛】 いかめしい矛。〈舒明紀訓注〉 ⇒いかし【厳し】 いかし‐みよ厳し御世】 盛んな御代。祝詞、平野祭「―に幸さきはへまつりて」 ⇒いかし【厳し】 いが‐しゅう伊賀衆(→)伊賀者いがものに同じ。 いか・す 〔自五〕 (「行かす」からか)なかなかいい。気がきいている。 ▷1958年頃の映画から流行。 いか・す生かす・活かす】 〔他五〕 ①死にかけたものを生きかえらせる。よみがえらせる。 ②生命を保たせる。生きながらえさせる。尾崎紅葉、不言不語「せめては―・し参らせて、仏の御傍にも棄てさせたまへ」。「―・しておけない」 ③ききめのあるように使う。活用する。「材料を―・す」「経験を―・す」 いか‐ず (「行かず」の意) ①不人情なこと。意地のわるいこと。また、その人。いけず。浮世草子、好色盛衰記「恋と情と花奢と洒落とをまろめし中にもあんな―もありける」 ②役に立たないこと。無効。世間子息気質「手形筥にある、―の古証文」 ③婚期を過ぎても嫁に行かないこと。また、その人。浮世草子、風流曲三味線「皆―の姉御をこはがり」 ⇒いかず‐おば【いかず小母】 ⇒いかず‐ごけ【いかず後家】 ⇒いかず‐もの【いかず物】 いかす‐あみ烏賊巣網】 イカ漁法の一種。網の中に柴を入れ、産卵に集まったところを引きあげる。主にコウイカを対象とした。 い‐かすい胃下垂ヰ‥ 胃が異常に下方に垂れ下がる疾患。胃アトニーとともに無力性体質に多く見られ、しばしば他の内臓下垂を伴う。胃部の重圧・膨満、食思不振のほか頭重・不眠など種々の神経症状を呈する。 いかず‐おばいかず小母‥ヲバ 嫁に行かないで、独身暮しをしている女性。 ⇒いか‐ず いかず‐ごけいかず後家(→)「いかずおば」に同じ。 ⇒いか‐ず いかずちイカヅチ (イカ(厳)ツ(助詞)チ(霊)の意)かみなり。〈[季]夏〉。万葉集2「―の声と聞くまで」 ⇒いかずち‐ぎり【雷切り】 いかずち‐ぎり雷切りイカヅチ‥ 電光のひらめくようにすばやく切りこむこと。 ⇒いかずち【雷】 いかずち‐の‐おか雷丘イカヅチ‥ヲカ 奈良県高市郡明日香村雷にある丘。一説に甘檮岡あまかしのおかのこととも。雷山。(歌枕) いかず‐ものいかず物】 不正な品物。にせもの。 ⇒いか‐ず いかすり‐の‐かみ座摩神ヰカスリ‥ (栗田寛の説、居所知いかしりの意)大宮所を守る神。「ざまのかみ」とも。 いか‐そうめん烏賊索麺‥サウ‥ 索麺のように細長く切ったイカの刺身。 い‐かぞく遺家族ヰ‥ 主人の死後にのこされた家族。特に、戦没者の遺族。 いかた伊方】 愛媛県北西部、佐田岬半島基部にある農漁業の町。伊方杜氏の本拠。原子力発電所が立地。 いかだ筏・桴】 (「いかし」と「いた」との結合した「いかいた(大板)」の意か) ①木材や竹を並べ、蔓つるなどで結びつけ、水上に浮かべるもの。船に代わる簡易な交通機関とし、また木材を流送する手段として行われる。万葉集13「斧取りて丹生にうの桧山ひやまの木折り来て―に作り」。「―を組む」 ②(形が1に似るところから) ㋐よろいの籠手こての名所などころ。手首と臂ひじとの間に並べつけた長方形の金物。 ㋑小鰻こうなぎを竹串に刺して、かばやきにしたもの。 ⇒いかだ‐ごて【筏籠手】 ⇒いかだ‐ごぼう【筏牛蒡】 ⇒いかだ‐し【筏師】 ⇒いかだ‐じぎょう【筏地形】 ⇒いかだ‐ながし【筏流し】 ⇒いかだ‐なます【筏膾】 ⇒いかだ‐のり【筏乗り】 ⇒いかだ‐ばり【筏張り】 い‐がた鋳型】 ①溶かした金属を注入して鋳物の形をつくるための型。その材料によって砂型・金型などがある。范はん。鎔笵。 ②一般に、形をつくるための型。 ⇒いがた‐わく【鋳型枠】 ⇒鋳型にはめる いかだ‐ごて筏籠手】 よろいの籠手で、筏2㋐のついているもの。 ⇒いかだ【筏・桴】 いかだ‐ごぼう筏牛蒡‥バウ ごぼうをたたいて筏1の形に料理したもの。 ⇒いかだ【筏・桴】 いかだ‐し筏師】 筏に乗ってこれを操ることを業とする人。筏乗り。 ⇒いかだ【筏・桴】 いかだ‐じぎょう筏地形‥ヂギヤウ 長材を数層敷き並べた地形じぎょう法。湿地などの軟弱な地盤に基礎を設けるもの。 ⇒いかだ【筏・桴】 いかだ‐ながし筏流し】 木材流送のために筏を組み、筏師が乗って操りながら川を下ること。また、それを業とする人。いかだし。 筏流し(引き船による) 提供:東京都 ⇒いかだ【筏・桴】 いかだ‐なます筏膾】 柳の葉を筏1のように並べ、その上に鮎や鱸すずきなどの細作りを盛ったもの。 ⇒いかだ【筏・桴】

広辞苑 ページ 910 での○鋳掛屋の天秤棒単語。