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しゅ‐かん【主観】‥クワン🔗⭐🔉
しゅ‐かん【主観】‥クワン
①〔哲〕(subjectの西周にしあまねによる訳語)客観に対する語。語源的には流動する作用・性質・状態を担う自己同一的な実体、基体(subjectum ラテン)を意味する。近世以後意味を転じ、対象の認識を構成する自我や意識の意となった。特にカントでは、主観は生得の、一定の形式・法則に従って、客観的対象を構成する超越論的主観とされた。カント以後は、単に認識主観にとどまらず、実践的能動性と自由の基体として主体とも呼ばれる。↔客観。→主体。
②自分ひとりの考えや感じ方。長塚節、写生の歌に就いて「歌は到底―を交へなければ成功するものでない」
⇒しゅかん‐かち‐せつ【主観価値説】
⇒しゅかん‐しゅぎ【主観主義】
⇒しゅかん‐せい【主観性】
⇒しゅかん‐てき【主観的】
⇒しゅかんてき‐かんねんろん【主観的観念論】
⇒しゅかんてき‐ひひょう【主観的批評】
広辞苑 ページ 9396 での【主観】単語。