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しょう‐し【笑止】セウ‥🔗🔉

しょう‐し笑止セウ‥ (「笑止」は当て字。「勝事」の転で、本来、普通でないことの意という) ①大変なこと。弁内侍日記「―の候ふ、皇后宮の御方に火の、といふ」 ②困ったこと。謡曲、蟻通「あら―や、にはかに日暮れ大雨降りて」 ③気の毒なこと。同情すべきこと。浄瑠璃、釈迦如来誕生会「おお哀れなり、―なり」 ④笑うべきこと。おかしいこと。可笑記「よそ目―なる事あり」。「―なことを言う」「―の沙汰」 ⑤恥かしく思うこと。浄瑠璃、一谷嫩軍記「ほんにマアわしとした事が、始ての付合になめたらしい、ヲヲ―と、袖震ふさへ廓めかし」 ⇒しょうし・い【笑止い】 ⇒しょうし‐がお【笑止顔】 ⇒しょうし‐が・る【笑止がる】 ⇒しょうし‐せんばん【笑止千万】

広辞苑 ページ 9687 での笑止単語。