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ばかり【許り】🔗⭐🔉
ばかり【許り】
〔助詞〕
(副助詞。「計る」と同源。口語ではバッカリとも)
①体言、活用語の終止形に付く。
㋐分量・状態・程度などの、おおよその見積りを表す。大体…ぐらい。…ほど。万葉集8「わが宿の萩の花咲けり見に来ませ今二日―あらば散りなむ」。万葉集7「広瀬川袖つく―浅きをや心深めてわが思もへるらむ」。土佐日記「年九つ―なる男の童」。「20人―集まった」
㋑おおよその時期・時刻を表す。…頃。土佐日記「卯うの時―に船いだす」。「1年―前」
㋒おおよその場所を表す。…あたり。辺。源氏物語末摘花「隅の間―にいと寒げなる女房」
㋓(推量の助動詞「む(ん)」に付いて)そうしそうなことを示す。「今にも踊り出さん―の喜び」
②(「計り」「斗り」とも書く)体言、活用語の連体形に付く。
㋐事柄の範囲がそれ以上に出ないことを表す。…だけ。源氏物語若菜下「人目に咎めらるまじき―にもてなし」。「しるし―の品」
㋑それに限定する意を表す。…だけ。古今和歌集恋「言ことに出でて言はぬ―ぞみなせ川したに通ひて恋しきものを」。「それ―は許してくれ」「あとは待つ―だ」
③それ以外にない状態であることを表す。
㋐今そうする状態にある意を表す。「出かける―のところだった」
㋑済んで間もない意を表す。「今仕上がった―だ」
④(「―に」の形で)それがもとになって次の事態が生じた意を表す。…だけに。…ために。「油断した―に失敗した」
⑤(打消の「ない」「ぬ(ん)」に付いて)はっきりそうしないだけで、ありありと現れているさまを表す。「どうだと言わん―の顔つき」
⇒ばかり‐か【許りか】
ばっかり【許り】🔗⭐🔉
ばっかり【許り】
〔助詞〕
バカリの促音化。
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