きょう【郷】_キヤウ ①むら。さと。いなか。 ②中国で県の下にある集落もしくは自治単位。→郷里_きょうり制 →ごう（郷） ⇒郷の三物

ごう【郷】_ガウ ①律令時代の地方行政区画の末端の単位。→郷里_ごうり制。 ②昔の郡内の一区域。数村を合わせたもの。 ③さと。いなか。 →きょう（郷） ⇒郷に入っては郷に従え

ごう【郷】_ガウ 姓氏の一つ。 ⇒ごう‐せいのすけ【郷誠之助】 ⇒ごう‐よしひろ【郷義弘】

郷　字形 　筆順 〔阝（右）部8画／11画／教育／2231・363F〕 []　字形 〔阝（右）部10画／13画〕 〔音〕キョウ〈キャウ〉(漢)　ゴウ〈ガウ〉(慣) 〔訓〕さと [意味] ①むらざと。「郷_ごうに入っては郷に従え」「郷校・郷社_ごうしゃ・在郷_ざいごう・近郷_きんごう」▶中国周代の行政区画では一万二千五百戸を郷とした。古代律令制では、郡のなかの数村を合わせたもの。 ②ふるさと。「故郷・郷土・帰郷・郷関」 ③土地。ところ。場所。「仙郷・理想郷・温泉郷」 [解字] 形声。「阝」（＝むら）＋音符「」（＝向かいあう）の変形。たがいに向かいあう村や町の意。 [下ﾂｷ 愛郷・異郷・懐郷・家郷・帰郷・近郷・故郷・在郷・思郷・出郷・水郷・仙郷・他郷・同郷・望郷・離郷