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仁】🔗🔉

】 (呉音はニン) ①いつくしみ。思いやり。特に、孔子が提唱した道徳観念。礼にもとづく自己抑制と他者への思いやり。忠と恕の両面をもつ。以来、儒家の道徳思想の中心に据えられ、宋学では仁を天道の発現とみなし、一切の諸徳を統べる主徳とした。封建時代には、上下の秩序を支える人間の自然的本性とされたが、近代、特に中国では、万人の平等を実現する相互的な倫理とみなされるようになった。 ②ひと。人物。「その―なら面識がある」 ③〔生〕 ㋐(→)核小体に同じ。 ㋑種子から種皮を取り去ったなかみ。すなわち、胚および胚乳の総称。にん。 じん

壬】🔗🔉

】 十干じっかんの第9。みずのえ。 じん

仞】🔗🔉

】 中国古代の、高さ・深さの単位。8尺・7尺・4尺・5尺6寸など諸説があるが、7尺説が有力。 じん

尽】🔗🔉

】 月の末日。「3月―」 じん

沈】ヂン🔗🔉

ヂン (呉音。漢音はチン)沈香じんこうの略。宇津保物語俊蔭「それが上下のほとりに―を積みて」 じん

陣】ヂン🔗🔉

ヂン (「陣」は「陳」の俗字) ①兵士を並べ隊伍を整えること。また、その隊列。「鶴翼の―」「―立て」 ②軍勢の集まり居る所。 ③いくさ。合戦。「大坂夏の―」 ④禁中の衛士えじの詰所。また、そこに詰めている人。枕草子8「―のゐねば」。大鏡師尹「―に左大臣殿の御車や御前どものあるを」 ⑤(→)「陣の座」に同じ。 ⑥衆僧の出入り口。徒然草「―の外まで僧都みえず」 ⑦一群の集団。人々。「報道―」 ⇒陣を取る じん

尋】🔗🔉

】 両手を広げた長さ。長さの単位。古代中国では8尺。日本では5尺、または6尺。ひろ。太平記37「手に一―の杖を支へ」 じん

腎】🔗🔉

(→)腎臓に同じ。 じん

塵】ヂン🔗🔉

ヂン ①〔仏〕煩悩ぼんのう。 ②数の単位。1の10億分の1。 ジン

広辞苑 ページ 10110