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すね‐かじり【臑齧り】🔗🔉

すね‐かじり臑齧り】 自活しないで、親や兄弟から生活費などをもらっていること。また、その人。「―の身」 ○臑が流れるすねがながれる 臑にふみこたえる力がない。足もとが定まらない。狂言、悪坊「臑が流れて使はれぬ」 ⇒すね【臑・脛】 ○臑から火を取るすねからひをとる (火をつける道具もない意)はなはだしく貧しいことのたとえ。「すねより火を出す」とも。元禄大平記「古帷子ふるかたびら一つ召して、―この西鶴同然の御ありさま」 ⇒すね【臑・脛】

すね‐き【拗木】🔗🔉

すね‐き拗木】 幹のねじ曲がった木。浄瑠璃、絵本太功記「庭先の―の松が枝、踏みしめ踏みしめよぢ登り」

すね‐き【拗ね気】🔗🔉

すね‐き拗ね気】 すねる心のあること。

すね‐くさ【臑瘡】🔗🔉

すね‐くさ臑瘡】 〔医〕(→)雁瘡がんがさに同じ。

すね‐くろし・い【拗ねくろしい】🔗🔉

すね‐くろし・い拗ねくろしい】 〔形〕 すねたようである。ひねくれている。浄瑠璃、栬狩剣本地「お悦びであらうと競ひかかつて戻つたに、さつても当の違うた、あの―・いお顔わい」

すね‐ごと【拗ね言】🔗🔉

すね‐ごと拗ね言】 すねていう言葉。すねことば。日葡辞書「スネコトヲユウ」

すね‐ことば【拗ね言葉】🔗🔉

すね‐ことば拗ね言葉(→)「すねごと」に同じ。

すね‐ざんまい【臑三昧】🔗🔉

すね‐ざんまい臑三昧】 むやみに臑を出して蹴ったりすること。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「武士の前にて―と散々に叱らるる」

すねすね‐し・い【拗ね拗ねしい】🔗🔉

すねすね‐し・い拗ね拗ねしい】 〔形〕 大層すねている。しつこくひがんでいる。浄瑠璃、日本振袖始「心まで―・く」

ず‐ねつ【頭熱】ヅ‥🔗🔉

ず‐ねつ頭熱ヅ‥ 頭部に熱気のあること。のぼせ。

すねっ‐ぱぎ【臑っ脛】🔗🔉

すねっ‐ぱぎ臑っ脛】 スネハギの促音化。浄瑠璃、曾我会稽山「徒歩かち―やつこらさ」 ○臑に疵持つすねにきずもつ 隠した悪事がある。やましいことがある。うしろぐらいことがある。洒落本、南閨雑話「すねにきずを持つて笹原を走るとやら」。「―身」 ⇒すね【臑・脛】

広辞苑 ページ 10660