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あお‐たん【青短】アヲ‥🔗🔉

あお‐たん青短アヲ‥ 花札の、青色の短冊を描いた牡丹・菊・紅葉もみじの札。また、それが揃ってできる役やく。あお。

あお‐たん【青緂】アヲ‥🔗🔉

あお‐たん青緂アヲ‥ 織物や組紐、染色において、白と青を交互に配したもの。几帳の野筋、太刀の平緒ひらお、裳の引腰、手綱などに行われた。

あおち【煽ち】アフチ🔗🔉

あおち煽ちアフチ (アオツの連用形から)ばたばたと風があおること。浄瑠璃、女殺油地獄「はためく門の幟のぼりの音、―に売場の火も消えて」 ⇒あおち‐かぜ【煽ち風】 ⇒あおち‐びんぼう【煽ち貧乏】

あおち【青地】アヲ‥🔗🔉

あおち青地アヲ‥ 姓氏の一つ。 ⇒あおち‐りんそう【青地林宗】

あおち‐かぜ【煽ち風】アフチ‥🔗🔉

あおち‐かぜ煽ち風アフチ‥ 吹きあおる風。浄瑠璃、薩摩歌「蚊帳かやうち上ぐる―」 ⇒あおち【煽ち】

あおち‐びんぼう【煽ち貧乏】アフチ‥ボフ🔗🔉

あおち‐びんぼう煽ち貧乏アフチ‥ボフ 扇であおぎ立てられるように、かせいでもかせいでも抜けられない貧乏。世間胸算用5「これかや―といふなるべし」 ⇒あおち【煽ち】

あお‐ちゃ【青茶】アヲ‥🔗🔉

あお‐ちゃ青茶アヲ‥ ①灰汁あくに一夜つけてから蒸した下等の茶。 ②青みがかった茶色。

あおち‐りんそう【青地林宗】アヲ‥🔗🔉

あおち‐りんそう青地林宗アヲ‥ 江戸後期の蘭学者。伊予松山藩医快庵の子。名は盈えい。医学・地誌・物理学などの訳書が多く、「気海観瀾」は日本の物理学書の始め。訳「遭厄日本紀事」「輿地誌略」など。(1775〜1833) ⇒あおち【青地】

あお・つ【煽つ】アフツ🔗🔉

あお・つ煽つアフツ [一]〔他四〕 ①団扇うちわなどを動かして風を起こす。狂言、粟田口「夏の虻蜂を大うちわで―・ちのけるがごとくで」 ②風を起こして火の勢いをさかんにする。転じて、煽動する。あおる。狂言、文相撲「さてさて強い事をいふ奴ぢやなあ。…定業じょうごうが―・つと見えた」 ③鐙あぶみで馬の腹を蹴っていそがせる。あおる。〈日葡辞書〉 ④(手足などを)ばたばた揺り動かす。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「手足を―・ち身をもがき」 [二]〔自四〕 (風に吹かれて)物がばたばた振動する。また、羽ばたく。〈日葡辞書〉

広辞苑 ページ 109