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たて‐よこ【経緯】🔗⭐🔉
たて‐よこ【経緯】
経たて糸と緯よこ糸。たてぬき。
⇒たてよこ‐ちりめん【経緯縮緬】
たて‐よこ【縦横】🔗⭐🔉
たて‐よこ【縦横】
たてとよこ。また、その並び。
⇒たてよこ‐ざた【縦横沙汰】
たてよこ‐ざた【縦横沙汰】🔗⭐🔉
たてよこ‐ざた【縦横沙汰】
かれこれの風説。いろいろの取沙汰。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「又傾城と奈良晒、―を聞きふれて」
⇒たて‐よこ【縦横】
たてよこ‐ちりめん【経緯縮緬】🔗⭐🔉
たてよこ‐ちりめん【経緯縮緬】
経糸・緯糸ともに強撚糸を用いた縮緬。ジョーゼット。
⇒たて‐よこ【経緯】
たて‐よびだし【立呼出し】🔗⭐🔉
たて‐よびだし【立呼出し】
相撲の呼出しのうち、最高の地位にある者。1994年に制度化。
だて‐ら🔗⭐🔉
だて‐ら
〔接尾〕
体言に添えて、その身分などにふさわしくない意を表す。非難や軽蔑をこめて使う。狭衣物語1「法師―かくあながちなるわざをし給へば」。「女―に」
たてり【立入】🔗⭐🔉
たてり【立入】
姓氏の一つ。
⇒たてり‐そうけい【立入宗継】
たてり‐そうけい【立入宗継】🔗⭐🔉
たてり‐そうけい【立入宗継】
室町末期、京都の商人。禁裏の御倉職をつとめた。(1528〜1622)
⇒たてり【立入】
た・てる【立てる】🔗⭐🔉
た・てる【立てる】
〔他下一〕[文]た・つ(下二)
➊事物に盛んな運動をおこさせ、姿をはっきり現させる。
①煙・湯気などをあがらせる。蒸発させる。万葉集11「志賀の海人の煙たき―・て焼く塩の辛き恋をもわれはするかも」。「湯気を―・てる」「泡を―・てる」
②波・風が起こるようにする。万葉集7「飛鳥川七瀬の淀に住む鳥も心あれこそ波―・てざらめ」。「家に波風を―・てる」
➋物事をあらわにする。
①ひびかせる。万葉集11「高山の岩もと激たぎち行く水の音には―・てじ恋ひて死ぬとも」。源氏物語若紫「さすがに声―・ててもえ泣き給はず」。「足音を―・てる」
②人に知れるようにする。現す。万葉集19「ますらをは名をし―・つべし後の代に聞きつぐ人もかたりつぐがね」。日葡辞書「モノヲメニタツル」。「噂を―・てる」
③はっきり示す。日葡辞書「ショウコヲタツル」
➌作用を激しくさせる。
①湯をわきたぎらせる。ふろをわかす。日葡辞書「ユヲタツル」
②はげしくする。保元物語「為朝あまりに腹を―・てて」。「人気を―・てる」
③(「点てる」とも書く)かきまわして調える。茶の湯を行う。狂言、茶壺「中国一の法師にて非の茶を―・てぬことなし」。日葡辞書「チャヲタツル」
➍ある所に在るものを他へ目立ってはっきりと動かす。
①伏していたもの、横になっていたものをおきあがらせる。そばだてる。祝詞、大祓詞「高天原に耳振り―・てて聞く物と馬牽き立てて」。日葡辞書「ヒザヲタツル」。「襟を―・てる」
②飛び立たせる。万葉集16「茅草刈り草刈りばかに鶉を―・つも」
③出向かせる。つかわす。大鏡道長「公家男・女使―・てさせ給ひ」。平家物語8「樋口次郎兼光使者を―・てて」。日葡辞書「ツカイヲタツル」
➎物を一定の所に、たてにまっすぐにする。
①直立の姿勢にしておく。万葉集14「鳰鳥の葛飾早稲をにへすともその愛しきを外に―・てめやも」
②地に垂直に刺しこむ。植木・挿花などをまっすぐに入れる。万葉集18「大伴の遠つ神祖かむおやの奥つ城はしるく標しめ―・て人の知るべく」。日葡辞書「キ・ハシラヲタツル」
③とげ・矢などを刺す。狂言、針立雷「その針といふは、痛いものではないか。いやいや痛うはござらぬ、人間さへ―・てます。それなら―・ててくれ」。「棘とげを―・てる」
④突き出た形のものを生じさせる。万葉集10「高松の此の峰も狭に笠―・てて満ち盛りたる秋の香のよさ」。「かどを―・てる」
⑤たけの高いものをすえる。万葉集3「淡路島中に―・て置きて白波を伊予にめぐらし」。作庭記「延円阿闍梨は石を―・つる事相伝を得たる人なり」
⑥置く。停とどめる。たたずませる。万葉集7「住吉の名児の浜辺に馬―・てて玉拾ひしく常忘らえず」。枕草子237「その前に―・つる車はいみじう制するを」
⑦位置につかせる。位につかせる。仁徳紀「其れ天の君を―・つるは、是れ百姓の為になり」。大鏡道長「女親王生み奉り給へるを女帝に―・て奉り給へるなり」。「証人に―・てる」
⑧(「閉てる」とも書く)戸・襖ふすま・扉などをとざす。万葉集3「豊国の鏡山の石戸―・て隠りにけらし待てど来まさぬ」。日葡辞書「モン、また、トヲタツル」
⑨のこぎりの目などを、とがらせる。
➏(「建てる」とも書く)事物をあらたに設ける。
①建造する。万葉集18「橘のした照る庭に殿―・てて酒みづきいますわが大君かも」。日葡辞書「イエヲタツル」
②初めて設ける。日葡辞書「イチヲタツル」「ハウ(法)ヲタツル」。「計画を―・てる」
③はじめる。おこす。伊勢物語「絶え入りにければまどひて願―・てけり」。日葡辞書「グヮンヲタツル」
④初めて考えてつくり出す。「新説を―・てる」
➐物事を成り立たせる。保たせる。
①あくまでも貫く。源氏物語若菜上「心を―・てて世の中に過ぐさむことも」
②主とする。もっぱらに行う。源氏物語絵合「上はよろづの事に勝れて絵を興あるものにおぼしたり。―・てて好ませ給へばにや」
③そこなわれないように保たせる。好色一代男2「ひとりは男分に世間を―・て、其身はいたづらを―・て」。「義理を―・てる」「相手の顔を―・てる」
④一段高いものとしてたっとぶ。「兄を―・てる」
⑤やってゆけるようにする。一人前にやれるようにする。「暮しを―・てる」
⑥それを職業とする。日葡辞書「ケイセイ(傾城)ヲタツル」
⑦用にたえさせる。用いる。役だてる。「用に―・てる」「役に―・てる」
⑧差し出す。弁償する。浄瑠璃、曾根崎「好い此上は最う娘はやらぬ。遣らぬからは金を―・て、四月七日までに屹度―・て、商ひの勘定せよ」
➑物を保った結果変わって無くなって行くようにする。経過させる。過ごさす。万代和歌集夏「五月の頃いひわたりける男にこの月を―・ててといひつかはすとて」
➒他の動詞の連用形に付いて、その動作が特に目立っている意を表す。きわだって…する。目につくほど…する。源氏物語藤裏葉「かくみがき―・て奉り給ふ玉の」。「わめき―・てる」
広辞苑 ページ 12257。