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たまのお‐やなぎ【玉の緒柳】‥ヲ‥🔗🔉

たまのお‐やなぎ玉の緒柳‥ヲ‥ 柳枝を玉の緒に見立てていう語。新古今和歌集「さかひに立てる―」 ⇒たま‐の‐お【玉の緒】

たまのおや‐の‐みこと【玉祖命】🔗🔉

たまのおや‐の‐みこと玉祖命】 古事記神話で、天岩屋戸の前で玉を作ったという神。五部神いつとものおのかみの一神。玉屋命たまのやのみこと

たま‐の‐かおばせ【玉の顔】‥カホバセ🔗🔉

たま‐の‐かおばせ玉の顔‥カホバセ 玉のような美しい顔。たまのかんばせ。

たま‐の‐かんざし【玉簪花】🔗🔉

たま‐の‐かんざし玉簪花】 ユリ科ギボウシ属の多年草。中国原産。葉は根生、広心臓形で長さ50センチメートル。夏の終りごろ花茎を出し、6弁の筒状花は白色で大きく、この属唯一の芳香種。観賞用に栽培。

たま‐の‐かんむり【玉の冠】🔗🔉

たま‐の‐かんむり玉の冠(→)「たまのこうぶり」に同じ。

たま‐の‐き【玉の木】🔗🔉

たま‐の‐き玉の木】 玉で飾ったように美しい木。

たま‐の‐こうぶり【玉の冠】‥カウブリ🔗🔉

たま‐の‐こうぶり玉の冠‥カウブリ 昔、即位式その他の大儀に天皇の用いた冠。ぎょっかん。倭名類聚鈔12「冕、和名玉乃冠、冠之前後垂旒者也」

たま‐の‐こえ【玉の声】‥コヱ🔗🔉

たま‐の‐こえ玉の声‥コヱ ①美しい音声。うるわしい詞章。新古今和歌集「水ぐきの跡に残れる―」 ②鈴の異称。

たま‐の‐こし【玉の輿】🔗🔉

たま‐の‐こし玉の輿】 ①貴人の用いる輿の美称。 ②(特に女が結婚などによって得る)富貴な身分。「女氏うじ無うて―に乗る」

たま‐の‐ころも【玉の衣】🔗🔉

たま‐の‐ころも玉の衣】 玉で飾った衣服。美しい衣服。たまごろも。

たま‐の‐さかずき【玉の盃】‥サカヅキ🔗🔉

たま‐の‐さかずき玉の盃‥サカヅキ 玉で作ったさかずき。美しいさかずき。ぎょくはい。 ⇒玉の盃底無きが如し ○玉の盃底無きが如したまのさかずきそこなきがごとし ①[韓非子外儲説右上「人主と為りて其の群臣の語を漏泄するは、譬えば猶なお玉の巵さかずきの当そこ無きがごとし」]君主が臣下の発言を軽々しく漏らすことのたとえ。 ②[文選、左思、三都賦序「且つ夫れ玉の巵さかずきも当無くんば、宝と雖いえども用に非ず」]外見はよいが、使用に堪えないもののたとえ。また、すぐれたものに一つの欠点があって物足りないことのたとえ。徒然草「よろづにいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく玉の巵の底なき心地ぞすべき」 ⇒たま‐の‐さかずき【玉の盃】

広辞苑 ページ 12353