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たより‐や【便屋】🔗🔉

たより‐や便屋】 江戸時代、賃銭を取って手紙・荷物などの配達を業とした者。町飛脚。便達。 ⇒たより【便り・頼り】

たよ・る【便る・頼る】🔗🔉

たよ・る便る・頼る】 〔自五〕 ①縁を求める。 ②よりすがる。たのみとする。「杖に―・って歩く」「人を―・ってはいけない」 ③てづるとする。「先輩を―・って上京する」 ④心がひかれる。つられる。赤染衛門集「笛の音に神の心や―・るらん森のこ風も吹きまさるなり」 ⑤言い寄る。本朝二十不孝「人の嫁など―・るを」

た‐よわ・し【手弱し】🔗🔉

た‐よわ・し手弱し】 〔形ク〕 (タは手。一説に接頭語)手の力がよわい。かよわい。万葉集3「石戸いわとわる手力たぢからもがも―・きをみなにしあればすべの知らなく」

たら【鱈・大口魚】🔗🔉

たら鱈・大口魚】 タラ科の硬骨魚の総称。また、マダラのことを単にタラと呼ぶ。〈[季]冬〉。〈下学集〉

たら【楤木・桵】🔗🔉

たら楤木・桵(→)「たらのき」に同じ。〈倭名類聚鈔20

たら【多羅】🔗🔉

たら多羅】 ①(梵語tāla)多羅樹たらじゅの略。 ②(梵語pātra)鉢多羅の略。銀・白銅などで造った扁平な鉢。誕生仏の像を置き、香湯を灌そそぐ時などに用いる器。 ③任那みまなの一国。朝鮮慶尚南道陜川の地。

たら🔗🔉

たら [一](「とやら」の転)…とか。狂言、止動方角しどうほうがく「いや兼日からの約束ぢや―申されます」 [二]〔助詞〕 (「といったら」の意) ①体言・活用語の終止形・命令形に付いて、非難・驚きなどの思いをこめて、ある事を提示する。「うるさいっ―ない」「あの子っ―こんなに気をつかって」 ②体言・文末表現に付いて、自分の意が満たされず、いらだたしい思いである事を示す。「ねえ、おとうさん―」「もう、よせっ―」

広辞苑 ページ 12386