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○誰か烏の雌雄を知らんたれかからすのしゆうをしらん🔗🔉

○誰か烏の雌雄を知らんたれかからすのしゆうをしらん [詩経小雅、正月]烏の雌と雄とが判別しにくいように、人の心や言説・人物の善悪優劣の判定しにくいことにいう。 ⇒たれ【誰】 たれ‐かご垂駕籠】 左右を、筵むしろなどを垂らして囲った小さい駕籠。 たれ‐がし誰某】 〔代〕 (不定称)たしかにその人と指さないでいう人称代名詞。なにがし。だれそれ。弁内侍日記「―は何色々と、少々、萩の戸にてしるし侍りしに」 たれ‐がみ垂れ髪】 結い上げずに垂らし下げた髪。 だれ‐かれ誰彼】 〔代〕 (不定称)あの人この人。人々。たれかれ。 ⇒だれかれ‐なし‐に【誰彼無しに】 だれかれ‐なし‐に誰彼無しに】 だれという区別なしに。相手かまわず。 ⇒だれ‐かれ【誰彼】 たれ‐ぎぬ垂れ絹(→)「とばり(帳)」に同じ。 だれ‐ぎみだれ気味・弛気味】 ①緊張を欠いている様子。「―な試合」 ②(取引用語)景気が下落気味であること。 たれ‐こみ垂れ込み】 (隠語)密告。特に、警察へ密かに情報を提供すること。 たれ‐こ・む垂れ込む】 〔他五〕 ①下にあるものの中へ入れる。滑稽本、妙竹林話七偏人「人の小便へ、口を―・むやつが有るものか」 ②密告する。「警察に―・む」 たれ‐こ・める垂れ籠める】 〔自下一〕[文]たれこ・む(下二) ①簾や帳などを垂らして、その中に籠もっている。籠居する。古今和歌集「―・めて春のゆくへも知らぬまに」 ②雲などが低くこめている。一面におおう。「雨雲が―・める」 たれ‐さが・る垂れ下がる】 〔自五〕 下方にさがる。 たれ‐し‐の‐ひと誰しの人】 どういう人。たれびと。なにびと。万葉集11「いにしへの狭織さおりの帯を結び垂れ―も君にはまさじ」 たれ‐す垂れ簾】 すだれ。万葉集11「玉垂れの小簀おすの―を行きかてに」 タレスThalēs】 ギリシア最古の哲学者。哲学の祖。紀元前6世紀前半の人。ミレトス派の自然哲学の創始者で、万物の根源は水であると説いた。七賢人の一人。 ダレスJohn Foster Dulles】 アメリカの政治家。対日講和条約の交渉に当たる。国務長官(1953〜1959)。対共産主義「巻き返し」政策を提唱。(1888〜1959) だれ‐それ誰某】 〔代〕 はっきりと名を示さずに人を指す語。たれがし。なにがし。 タレット‐せんばんタレット旋盤】 (turret lathe)回転できる刃物台に数個の刃物を取りつけた旋盤。各刃物が順次に工作物を切削し1回転で工作を完了。砲塔旋盤。 たれ‐どき誰時】 夜明け前のくらい時。かわたれどき。 ⇒たれどき‐ぼし【誰時星】 たれどき‐ぼし誰時星】 金星の異称。明けの明星。秘蔵抄「あかつきの―も山の端にまだ出でなくに」 ⇒たれ‐どき【誰時】 たれ‐ながし垂れ流し】 ①大小便を無意識にたらすこと。その始末をしないこと。 ②工場などで、汚水・廃液をそのまま川や海などに流し捨てること。 たれ‐なが・す垂れ流す】 〔他五〕 ①大小便を無意識にたらす。排泄はいせつしてその始末をしない。 ②汚水・廃液を処理せずにそのまま川や海などに流し捨てる。 たれ‐ぬの垂れ布】 垂れ下げた布。平安時代、室内のへだてとするために垂らした布。とばり。のれん。宇治拾遺物語3「湯殿の―を解き下して」 たれ‐の‐ひと誰の人】 どういう人。だれ。栄華物語見果てぬ夢「わがきみをば―かおろかに思ひきこゆることあらむなど」 だれ‐ばだれ場】 芝居や講談で客が飽き飽きするような場面。 たれ‐びと誰人】 何という人。だれ。今昔物語集29「これ―と知ることなし」 だれ‐ひとり誰一人】 (下に打消の語を伴う)どの人も。一人として。「―気がつかない」 たれ‐ふ・す垂れ臥す】 〔自四〕 頭を垂れ、うつむく。今昔物語集16「清水に参りて御前に―・したる間に寝入りぬ」 たれ‐まく垂幕】 垂れ下げた幕。 たれ‐みそ垂味噌】 味噌に水を加えて煮つめ、これを袋に入れて滴らせて作った汁。醤油が普及する以前に調味料として使われたもの。 たれ‐みみ垂れ耳】 垂れるほど耳たぶの大きいこと。また、その耳。 たれ‐むし垂蒸】 麻のれん。男色大鑑「―の数くぐりて、絹張りの障子引きあけて」 たれ‐め垂れ目】 目尻が下がっていること。また、その目。 たれ‐もの垂れ物】 華道で、枝や茎が垂れ下がる性質のある花材。枝垂れ物。 たれ‐や‐し‐ひと誰やし人】 どういう人。たれびと。武烈紀「―も相思はなくに」 たれ‐や‐の‐ひと誰やの人】 どんな人。たれしのひと。醒睡笑「―さやうのことをば申し上げけるぞ」 たれ‐や‐の‐もの誰やの者(→)「たれやのひと」に同じ。幸若舞曲、堀川「―か参り、御所にてかくと申しつらん」 たれゆえ‐そう誰故草‥ユヱサウ アヤメ科の多年草。西日本の暖地に自生、また、観賞用。線形の葉を出す。春、短い花茎にすみれ色の花を1個つけ、花後、球形の蒴果さくかを結ぶ。エヒメアヤメ。ヒナアヤメ。 た・れる垂れる】 [一]〔自下一〕[文]た・る(下二) (古くは四段活用。→垂る) ①重みで下にだらりとさがる。先端がさがった状態になる。狂言、仏師「さればこそ是に荒菰が―・れてある」。「―・れた目」 ②液状のものが筋をひいて、また、しずくになって落ちる。「蛇口から水が―・れる」 [二]〔他下一〕[文]た・る(下二) ①だらりとさがるようにする。下の方へ向けおろす。たらす。万葉集19「袖―・れていざわが苑そのに」。日葡辞書「スダレヲタルル」。「釣糸を―・れる」「深く頭を―・れる」 ②流し落とす。こぼす。また、大小便や屁をする。宇治拾遺物語7「涙を―・れて泣く」。日葡辞書「ショウベンヲタルル」 ③(「垂」の訓読として)目下の者や後世の者に、表し示す。源氏物語明石「まことに跡を―・れ給ふ神ならば、助け給へ」。「範を―・れる」 ④よくないことを言う。「悪口を―・れる」 ⑤「剃る」の忌詞。日葡辞書「カミ(髪)ヲタルル」 ⑥転じて、刃物がよく切れる。好色一代男1「はさみをくれるはづぢやが―・るるか知らぬ」 ダレルLawrence George Durrell】 イギリスの小説家・詩人。インドに生まれ、地中海諸国に長く滞在。大河小説「アレクサンドリア四重奏」など。(1912〜1990) だ・れる 〔自下一〕 しまりがなくなる。気持などがゆるむ。「話が―・れる」「客席が―・れる」→垂る[一]3 タレントtalent】 ①古代ギリシアおよびヘブライの衡量および貨幣の単位。タラント。 ②才能。技量。 ③(才能のある人の意から)芸能人。テレビ・ラジオなどの職業的出演者。 ⇒タレント‐ショップ タレント‐ショップ (和製語talent shop)著名なタレント3が経営している店。また、人気タレントに関連する商品を専門に扱う小売店。 ⇒タレント【talent】 たれん‐ぼう垂れん棒‥バウ ①つららの異称。 ②あめんぼう。 タロ‐いもタロ芋⇒タローいも た‐ろう太郎‥ラウ ①長男の称。源氏物語竹河「故大殿の―」 ②最もすぐれたもの。最も大なるもの。東大寺の大鐘を奈良太郎、利根川を坂東太郎などと称する類。 ③物事の始め、第1をいう語。「八専―」 ⇒たろう‐かじゃ【太郎冠者】 ⇒たろう‐じ【太郎二】 ⇒たろう‐づき【太郎月】 ⇒たろう‐づち【太郎鎚】 ⇒たろう‐の‐ついたち【太郎の朔日】 だ‐ろう舵楼】 大形の和船で、舵を指揮する者などがいる船体後部のやぐら。ともやぐら。 だろ‐うダラウ (指定の助動詞ダの未然形ダロに推量の助動詞ウの付いたもの)体言、用言の終止形、助詞「の」をうけて推量を表す。「欲しいものは本―」「雨が降る―」「一緒に行きたいの―」 たろう‐かじゃ太郎冠者‥ラウクワ‥ (冠者のうち1番目の者の意)狂言で、大名や侍の召使に広く用いられる名。 ⇒た‐ろう【太郎】 たろう‐じ太郎二‥ラウ‥ (タアルジ(田主)の転)諸国の田植歌に出る語で、「たあるじ」のこと。 ⇒た‐ろう【太郎】 たろう‐づき太郎月‥ラウ‥ 1月の異称。ふたりづれ「罷り出た者は物ぐさ―」(蕪村) ⇒た‐ろう【太郎】 たろう‐づち太郎鎚‥ラウ‥ 鍛冶屋の使う大鎚。〈日葡辞書〉 ⇒た‐ろう【太郎】 たろう‐の‐ついたち太郎の朔日‥ラウ‥ (中国・四国・九州でいう)2月1日。次郎太郎の日。次郎の朔日。初朔日。二月年にがつとし。一日正月ひとひしょうがつ。ひとえ正月。 ⇒た‐ろう【太郎】 たろうまる太郎丸‥ラウ‥ (上方語)嘘。でたらめ。ペテン。 タロー‐いもタロー芋】 (タロー(taro)はタヒチ語・マオリ語から)サトイモ科の多年生作物。サトイモに近縁の一変種。熱帯アジアや太平洋諸島で栽培。塊茎を食用とする。タロいも。水芋。 たろく 操り浄瑠璃の社会の隠語で、風呂・湯屋のこと。浮世風呂「―ととぐる男あれば、湯う屋と引く女あり」 たろ‐しろ太郎四郎】 操り浄瑠璃の社会の隠語で、素人。また、ばか者・まぬけ者のこと。浮世風呂3「むごく―にされるわい」 タロットtarot】 占いに用いるトランプの一種。普通のトランプ一組53枚にナイト(騎士)の絵札3枚と切札22枚とを加え、78枚から成る。タロ。タロッコ。 たろべえ太郎兵衛‥ヱ (→)太郎兵衛駕籠に同じ。 ⇒たろべえ‐かご【太郎兵衛駕籠】 ⇒太郎兵衛歩びやれ

広辞苑 ページ 12411