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いつ‐へ【厳瓫・厳瓮】🔗🔉

いつ‐へ厳瓫・厳瓮】 (イツは神聖・厳粛の意。ヘは容器)神聖な土器。主として神酒みきを盛り、祭祀に用いる。〈神武紀訓注〉

いっ‐ぺいそつ【一兵卒】🔗🔉

いっ‐ぺいそつ一兵卒】 一人の下級兵士。比喩的に、命令を受けて下働きをする者。「―として働く」

いっ‐ぺき【一碧】🔗🔉

いっ‐ぺき一碧】 一面に青い色となること。「水天―」 ⇒いっぺき‐ばんけい【一碧万頃】

いっぺき‐ばんけい【一碧万頃】🔗🔉

いっぺき‐ばんけい一碧万頃】 [范仲淹、岳陽楼記]水面が見渡す限り青く広々としている形容。「頃」は地積の単位で、1頃は100畝。 ⇒いっ‐ぺき【一碧】

いっ‐ぺん【一片】🔗🔉

いっ‐ぺん一片】 ①ひとひら。ひときれ。「―の花びら」 ②少しばかり。わずか。「―の良心もない」 ⇒いっぺん‐の‐ひょうしん【一片の氷心】

いっ‐ぺん【一変】🔗🔉

いっ‐ぺん一変】 物事のすっかりかわること。「事態が―する」

いっ‐ぺん【一偏】🔗🔉

いっ‐ぺん一偏】 専らにすること。ひたすら。太平記19「―に思ひ切つて」

いっ‐ぺん【一遍】🔗🔉

いっ‐ぺん一遍】 ①1度。1回。 ②ひととおり。「通り―」 ③一部始終。天草本伊曾保物語「かの―を語つて」 ④(副詞的に)そこらじゅう。心あたりをすべて。浄瑠璃、新版歌祭文「―こなたをたづねたわいの」 ⇒いっぺん‐こっきり【一遍こっきり】 ⇒いっぺん‐に【一遍に】

いっぺん【一遍】🔗🔉

いっぺん一遍】 鎌倉中期の僧。時宗の開祖。諱いみなは智真。伊予の人。法然の門弟証空の弟子聖達を師としたが、のち熊野に参籠し、衆生往生は決定しているとの霊告を得、以後踊念仏を民衆に勧め、阿弥陀名号の算ふだを配って諸国を遊行ゆぎょうしたので、世に遊行上人・捨聖すてひじりと称した。その教えは「語録」「播州問答集」等に見える。諡号しごうは円照大師・証誠大師。(1239〜1289)→賦算ふさん→文献資料[一遍上人語録] ⇒いっぺんしょうにん‐えでん【一遍上人絵伝】 ⇒いっぺんしょうにん‐ごろく【一遍上人語録】

広辞苑 ページ 1284