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つかい‐やっこ【使奴】ツカヒ‥🔗🔉

つかい‐やっこ使奴ツカヒ‥ ①使い歩きをする奴。 ②めしつかいのしもべ。 ⇒つかい【使い・遣い】

つかい‐りょう【使い料】ツカヒレウ🔗🔉

つかい‐りょう使い料ツカヒレウ ①使用するためのもの。 ②使用料。 ⇒つかい【使い・遣い】

つかい‐わけ【使い分け】ツカヒ‥🔗🔉

つかい‐わけ使い分けツカヒ‥ 同じものをいろいろに分けて使うこと。それぞれを適所に使うこと。「相手によって言葉の―をする」 ⇒つかい【使い・遣い】

つかい‐わ・ける【使い分ける】ツカヒ‥🔗🔉

つかい‐わ・ける使い分けるツカヒ‥ 〔他下一〕 事の性質・条件・目的などに応じて区別して使う。「言葉を―・ける」

つか・う【支ふ】ツカフ🔗🔉

つか・う支ふツカフ 〔自下二〕 ⇒つかえる(下一)

つか・う【仕ふ】ツカフ🔗🔉

つか・う仕ふツカフ 〔自下二〕 ⇒つかえる(下一)

つか・う【付かふ・着かふ】ツカフ🔗🔉

つか・う付かふ・着かふツカフ 〔自四〕 (ツクに接尾語フの付いた語)ひきつづいてつく。万葉集10「色―・ふ秋の露霜な降りそね妹が手本たもとを纏かぬ今夜は」

つか・う【使う・遣う】ツカフ🔗🔉

つか・う使う・遣うツカフ 〔他五〕 (「仕ふ」の他動詞形)あるじの意向に添わせて、いろいろの用をさせる。 ①あるじとして意向に従わせる。竹取物語「おのが身は、この国に生まれて侍らばこそ―・ひ給はめ」 ②用事をさせる。雇って働かせる。使役する。続日本紀30「此の心知りて汝―・へと勅のりたまひし」。宇津保物語藤原君「妻も設けずつかひ人も―・はぬ人あり」。「立っている者は親でも―・え」 ③用にあてる。役立たせる。竹取物語「野山にまじりて竹をとりつつよろづのことに―・ひけり」。「卵を―・った料理」「車を―・って通う」 ④(心を)はたらかせる。源氏物語末摘花「すきずきしきかたに疑ひ寄せ給ふにこそあらめ。さりとも短き心はえ―・はぬものを」。「気を―・う」 ⑤それによって用を足すための動作をする。栄華物語初花「あかき扇をひろめかして―・ひて」。御伽草子、蛤の草子「潮うしおをむすび、手水ちようずを―・ひつつ申しけるは」。日葡辞書「テヲツカウ」。「弁当を―・う」「湯を―・う」 ⑥あやつる。操作する。枕草子195「ことばの文字いやしう―・ひたるこそ、よろづのことよりまさりてわろけれ」。源氏物語帚木「げに、その匂ひさへ花やかにたち添へるもすべなくて、逃げめを―・ひて」。「手品を―・う」 ⑦ついやす。消費する。宇津保物語忠乞「田畑売りつくして数知らず―・ひ給へば、限りなき財たからといへど貧しくなりぬ」。宇治拾遺物語4「寺物を心のままに―・ひたる諸寺の別当の地獄のむかへこそ思ひやらるれ」。「時間を有効に―・う」 ⑧ある手段を用いる。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「廻り金のなき時は、気転を利かせ表裏を―・ひ、主人の金を手前へ加へ」。「居留守を―・う」「仮病を―・う」「賄賂わいろを―・う」 ◇広く一般には「使」を用いる。金銭をつかう、心を働かせる、技や術を巧みに操る意のとき「遣」も用いるが、動詞形では、「気遣う」以外は「使」がふつうになっている。

広辞苑 ページ 13057