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て‐がえ【手替え】‥ガヘ🔗🔉

て‐がえ手替え‥ガヘ 敵になること。寝返ること。裏切り。手替り。〈日葡辞書〉

て‐がえし【手返し】‥ガヘシ🔗🔉

て‐がえし手返し‥ガヘシ ①手数を重ねてすること。手を加えて始末をつけること。歌舞伎、処女翫むすめごのみ浮名横櫛「あれに煩つて居られちやあ、おれひとりで―ができあしねえ」 ②古着を縫い直すこと。 ③てむかい。抵抗。反逆。 ④相手が伏せて出した手の下に自分の手を重ね、相手のすきをうかがって手をひるがえして打つ遊戯。

で‐かえり【出帰り】‥カヘリ🔗🔉

で‐かえり出帰り‥カヘリ ①主家から暇をとった者が再び仕えること。かえり新参。 ②女が離縁になって生家に帰っていること。また、その女。でもどり。

て‐かがみ【手鏡】🔗🔉

て‐かがみ手鏡】 手に持って使う、柄がついた小さな鏡。

て‐かがみ【手鑑】🔗🔉

て‐かがみ手鑑】 ①古筆見こひつみが鑑定の標準とすべき代表的な古筆切こひつぎれを厚手の台紙に貼りこんだ法帖。また、古筆愛好者が鑑賞のために古筆切を貼りこんだ帳面。武家・公家では、その子女を嫁がせる場合の大切な道具となった。 ②手本。模範。

て‐がかり【手懸り・手掛り】🔗🔉

て‐がかり手懸り・手掛り】 ①体を支えるため、手をかける所。転じて、物事を始める、または解決する糸口。「―もあしがかりもない岩場」「犯人の―をつかむ」 ②手近な所。また、弓・鉄砲の射程内にあること。〈日葡辞書〉

て‐かき【手舁き】🔗🔉

て‐かき手舁き】 輿こしなどを肩にかつがず、手で支えて行くこと。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「御乗物―にかきすゑ」

て‐かき【手書き】🔗🔉

て‐かき手書き】 ①巧みに文字を書く人。能書。能筆。てしゃ。手師。大鏡実頼「佐理すけまさの大弐、世の―の上手」 ②物を書く役。書記。右筆。平家物語7「―に具せられたる大夫房覚明をめして」 ⇒手書きあれども文書きなし

て‐かぎ【手鉤】🔗🔉

て‐かぎ手鉤】 ①鳶口とびぐちの一種。柄の長さ約60センチメートル、樫の棒で造り、筋金を入れ、中ほどに鉤をつけたもの。腰にさし、鳶頭が用いた。 ②荷物の運搬や魚の扱いなどに用いる柄付の鉤。「―無用」

広辞苑 ページ 13422