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て‐わけ【手分け】🔗⭐🔉
て‐わけ【手分け】
①軍勢の区分・配置。保元物語「敵すでに寄せ来るに、方々の―をこそせられんずれ」
②仕事などを何人かで分けて受け持つこと。大唐西域記長寛点「路を分テワケシテ営み求む」。「―して捜す」
て‐わざ【手業・手技】🔗⭐🔉
て‐わざ【手業・手技】
①手でするわざ。手仕事。
②柔道で、主に腕を使って相手を投げる技。
でわ‐さんざん【出羽三山】デハ‥🔗⭐🔉
でわ‐さんざん【出羽三山】デハ‥
山形県(出羽国)にある月山・羽黒山・湯殿山の称。修験道を中心とする信仰の山。奥羽三山。
でわ‐じんじゃ【出羽神社】デハ‥🔗⭐🔉
でわ‐じんじゃ【出羽神社】デハ‥
山形県鶴岡市羽黒町にある元国幣小社。祭神は伊氐波神・稲倉魂命うかのみたまのみこと。出羽三山神社の一つ。いでわじんじゃ。
出羽神社
撮影:新海良夫
て‐わたし【手渡し】🔗⭐🔉
て‐わたし【手渡し】
手から手に渡すこと。また、人手を借りずに、自分でじかに相手に渡すこと。「―で運ぶ」「書類を―する」
て‐わた・す【手渡す】🔗⭐🔉
て‐わた・す【手渡す】
〔他五〕
手渡しする。「辞令を―・す」
でわ‐の‐さく【出羽柵】デハ‥🔗⭐🔉
でわ‐の‐さく【出羽柵】デハ‥
奈良時代、中央政府の拠点として、今の山形県庄内地方に置かれた城柵。のち今の秋田市内に移され秋田城となる。
でわ‐ふじ【出羽富士】デハ‥🔗⭐🔉
でわ‐ふじ【出羽富士】デハ‥
秋田・山形県境にある鳥海山ちょうかいさんの別称。
○手を上げるてをあげる
①平伏やお辞儀のために下げていた手を戻す。「どうぞ、もう手を上げて下さい」
②(抵抗しない意思表示の動作から)降参する。屈伏する。「もはやこれまで。口惜しいが―しかない」
③殴ろうとして手を振り上げる。「親に―奴があるか」
④技量・腕前が上達する。また、酒量を増す。「わずかの間に手を上げたね」
⇒て【手】
○手を合わすてをあわす
①手のひらを合わせて神仏を拝む。転じて、心から物事を頼む。心から感謝する。「心の中で彼に―」
②手合せをする。
⇒て【手】
○手を入れるてをいれる
①手入れをする。「植木屋に手を入れさせる」
②不足・不備の点を補う。「原稿に―」
③手を回して犯罪を探る。
⇒て【手】
○手を打つてをうつ
①手だてを講ずる。
②(しゃんしゃんと手を打つことから)話し合いに決着をつける。契約などをととのえる。「この辺で手を打とう」
⇒て【手】
○手を置くてをおく
処置に窮する。手をこまぬく。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「医者の―物思ひ」
⇒て【手】
○手を替え品を替えてをかえしなをかえ
あれこれさまざまな手段で試みるさま。あの手この手。
⇒て【手】
○手を反すてをかえす
物事のきわめてたやすいさま。また、急に変化するさま。掌たなごころを反す。手の平を返す。手の裏を返す。「手を反したように態度が変わる」
⇒て【手】
○手を掻くてをかく
(禁止の意を表すため)手を左右に振って合図する。蜻蛉日記中「あなかま、あなかまとて、手を掻き、面を振り」
⇒て【手】
○手を掛けるてをかける
①苦労をいとわず、手数をかける。手間をかける。「手を掛けて育てた子」
②手出しをする。また、盗む。「人様のものに―なんて」
⇒て【手】
○手を貸すてをかす
手伝いをする。手助けをする。助け起こす。「仕事に―」「倒れている人に―」↔手を借りる
⇒て【手】
○手を借りるてをかりる
手助けしてもらう。手伝ってもらう。
⇒て【手】
○手を切るてをきる
今までの関係を絶つ。特に、男女の縁を切る。
⇒て【手】
○手を食うてをくう
(多く、修飾語句を伴い、打消の形で)だまされて相手の計略にはまる。「その手は食わない」
⇒て【手】
○手を砕くてをくだく
手だてをめぐらす。全力をかたむける。日葡辞書「テヲクダイテタタカウ」
⇒て【手】
○手を下すてをくだす
みずから事を行う。直接自分で行う。手をつける。
⇒て【手】
○手を組むてをくむ
①腕組みをする。
②協力しあう。仲間になる。「競争相手と―」
→腕を組む(「腕」成句)
⇒て【手】
○手を加えるてをくわえる
細工や加工を施す。また、修正する。
⇒て【手】
○手を拱くてをこまぬく
(「手をこまねく」とも)
①腕組みをする。また、考えこむ。
②手出しをせず、傍観している。腕をこまぬく。
⇒て【手】
○手を締めるてをしめる
契約の成立や会合の終りを祝って、参会者がそろって手を打つ。手締めをする。
⇒て【手】
○手を擦るてをする
(懇願や謝罪の意を表して)両手のひらをすり合わせる。栄華物語音楽「助けさせ給へとて、―もあはれにて」
⇒て【手】
○手を染めるてをそめる
ある物事をしはじめる。着手する。事業などに関係をもつ。
⇒て【手】
○手を出すてをだす
①進んで物事に関係をもつ。「相場に―」
②手をあげて、打ったりなぐったりする。「子供には―な」
③物を盗む。「倉庫の備品に―」
④女性と関係をつける。「若い女に―」
⇒て【手】
○手を束ね膝を屈むてをつかねひざをかがむ
(敬意を表して)両手を組み腰を曲げて相手のきげんを取る。藩翰譜「武田の家人等、御当家に召されて、さらぬ人にも手をつかね膝を屈めしを」
⇒て【手】
○手を束ねるてをつかねる
①(敬意を表して)両手を組む。宇治拾遺物語11「此のおこなひ人にあひて、手を束ねて、泣くこと限りなし」
②なすすべもなく傍観する。藩翰譜「諸医すでに手をつかね」
⇒て【手】
○手を突くてをつく
懇願・謝罪・敬意の気持を表すため、地面や床に両手をつける。「手を突いて頼む」
⇒て【手】
○手を尽くすてをつくす
あらゆる手段を講じて努力する。「治療に―」「八方―」
⇒て【手】
○手をつくるてをつくる
両手を合わせて拝む。源氏物語葵「あやしの者ども、手をつくりて額にあてつつ見奉りあげたるも」
⇒て【手】
○手を付けるてをつける
①物事に着手する。とりかかる。「仕事に―」「スープに―」
②使いはじめる。また、公金などを使いこむ。「貯金に―」「他人の物に―」
③目下の女性と関係を結ぶ。
⇒て【手】
○手を通すてをとおす
誰も着ていない衣服をはじめて着る。
⇒て【手】
○手を取るてをとる
①親愛の意を表すため、相手の手を握る。
②懇切に教えるさまにいう。「手を取って教える」
③仕方に困って途方にくれる。まごまごする。傾城禁短気「物馴れた大臣にあうては―こと多く」
⇒て【手】
○手を握るてをにぎる
仲直りをする。また、提携する。同盟を結ぶ。手を結ぶ。
⇒て【手】
○手を抜くてをぬく
手数をはぶき、いい加減に事をする。手抜きをする。「手を抜かずやりとげる」
⇒て【手】
○手を濡らさずてをぬらさず
すべき事を他人にまかせて。苦労せずに。「―金をもうける」
⇒て【手】
○手を舐るてをねぶる
手につばをつけて気負い込む。宇治拾遺物語8「われをとく得むと、手をねぶりつる軍いくさどもうせにけり」
⇒て【手】
○手を延ばすてをのばす
取引先や仕事を広げる。手を広げる。
⇒て【手】
○手を離れるてをはなれる
①物事がその人の所有・管轄でなくなる。
②世話・保護の必要がなくなる。手数がかからなくなる。自立する。「子供が親の―」
⇒て【手】
○手を引くてをひく
①手を引いて導く。
②携わっていた事から身を引く。関係を断つ。
⇒て【手】
○手を翻せば雲となり、手を覆せば雨となるてをひるがえせばくもとなりてをくつがえせばあめとなる
[杜甫、貧交行]人情が変わりやすく頼みにならないたとえ。
⇒て【手】
○手を広げるてをひろげる
関係する範囲を広くする。てびろくする。「商売の―」
⇒て【手】
○手を回すてをまわす
ひそかに必要な手配りをする。「裏から―」
⇒て【手】
○手を結ぶてをむすぶ
協力することを約束する。同盟を結ぶ。手を握る。「薩摩と長州が―」
⇒て【手】
○手を揉むてをもむ
①(感情が高ぶって落ちつかず)両手をすり合わせる。落窪物語2「何者ならむとて、北の方、手をもみ給ふ」
②揉み手をする。わびごとや頼みごとをするときの動作をいう。
⇒て【手】
○手を焼くてをやく
やりそこなってこりる。取扱いに困る。もてあます。「反抗期の子供に―」
⇒て【手】
○手を緩めるてをゆるめる
手加減をする。「追及の―」
⇒て【手】
○手をよくてをよく
首尾よく。まんまと。好色一代男6「―退のきてあそびを替へるぞ」
⇒て【手】
○手を汚すてをよごす
実際に自分で物事をする。
▷好ましくない事にいう。
⇒て【手】
○手を別るてをわかる
関係を断つ。手を切る。源氏物語帚木「うき節を心一つに数へきてこや君が―べきをり」
⇒て【手】
○手を煩わすてをわずらわす
人の世話になる。面倒をかける。厄介をかける。「先生のお手を煩わせてすみません」
⇒て【手】
広辞苑 ページ 13594。