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いまものがたり【今物語】🔗🔉

いまものがたり今物語】 中世の和歌・風流・情事・神祇・滑稽などに関する説話集。1巻。藤原信実編と伝える。1239〜40年(延応1〜仁治1)の成立か。

いま‐や【今や】🔗🔉

いま‐や今や】 〔副〕 今まさに。今こそ。今では。万葉集4「沖方おきへ行き辺に行き―妹がためわが漁すなどれる藻臥束鮒もふしつかふな」。「―ひきあげの時」「―大スター」 ○今や遅しいまやおそし まだかまだかと待ちこがれるさま。 ⇒いま【今】

いま‐やき【今焼】🔗🔉

いま‐やき今焼】 (天正・文禄・慶長(1573〜1615)頃の語)古製のものに対し、新しく焼かれた焼物。楽焼の類。

いま‐ゆくすえ【今行末】‥スヱ🔗🔉

いま‐ゆくすえ今行末‥スヱ 将来。今後。源氏物語澪標「―のあらましごとをおぼすに」

いま‐よう【今様】‥ヤウ🔗🔉

いま‐よう今様‥ヤウ ①当世風。今のはやり。いまふう。蜻蛉日記「あはれ、―は、女も数珠ずずひきさげ、経ひきさげぬなしと聞きしとき」 ②今様歌の略。 ⇒いまよう‐あわせ【今様合せ】 ⇒いまよう‐いろ【今様色】 ⇒いまよう‐うた【今様歌】 ⇒いまよう‐おどり【今様踊】 ⇒いまよう‐だ・つ【今様立つ】 ⇒いまよう‐のうきょうげん【今様能狂言】

いまよう‐あわせ【今様合せ】‥ヤウアハセ🔗🔉

いまよう‐あわせ今様合せ‥ヤウアハセ 今様歌を合わせて、優劣を競うこと。 ⇒いま‐よう【今様】

いまよう‐いろ【今様色】‥ヤウ‥🔗🔉

いまよう‐いろ今様色‥ヤウ‥ ①当世風の濃い紅梅色。源氏物語柏木「すぎすぎ見ゆる鈍にび色どもの、黄がちなる―など着給ひて」 Munsell color system: 10RP5/10 ②襲かさねの色目。表は紅梅、裏は濃い紅梅。(胡曹抄) ⇒いま‐よう【今様】

いまよう‐うた【今様歌】‥ヤウ‥🔗🔉

いまよう‐うた今様歌‥ヤウ‥ 平安中期から鎌倉初期にかけて流行した新様式の歌。七五しちご調4句のものが代表的で、和讃や雅楽の影響から起こる。白拍子しらびょうし・遊女などが歌い、宮廷貴紳にも愛誦された。「梁塵秘抄」に集大成。 ⇒いま‐よう【今様】

広辞苑 ページ 1418