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ともし‐づま【乏し妻】🔗🔉

ともし‐づま乏し妻】 逢うことが稀で、いとしい妻。多く七夕たなばたの織女星を指していう。万葉集10「八千矛の神の御代より―人知りにけり」 ○十文字に踏むともじにふむ ふらふらとして十文字の形に歩む。千鳥足で歩く。土佐日記「足は十文字にふみてぞ遊ぶ」 ⇒と‐もじ【十文字】

ともし‐び【灯火・灯】🔗🔉

ともし‐び灯火・灯】 ①ともした火。あかり。ともし。とうか。南海寄帰内法伝平安後期点「法徒霧のごとくに集まりて、灯トモシヒを燃ともいて明に続き」。「山小屋の―」「風前の―」 ②たいまつ。たてあかし。 ③平安時代、大学寮の学生に灯油の料として与えた一種の奨学金。 ⇒ともしび‐の【灯火の】 ⇒ともしび‐の‐はな【灯火の花】

ともしび‐の【灯火の】🔗🔉

ともしび‐の灯火の】 〔枕〕 「あかし(明石)」にかかる。万葉集3「―明石大門おおとに入る日にか」 ⇒ともし‐び【灯火・灯】

ともし・ぶ【乏しぶ・羨しぶ】🔗🔉

ともし・ぶ乏しぶ・羨しぶ】 〔他上二〕 うらやましく思う。万葉集17「音のみも名のみも聞きて―・ぶるがね」

ともし・む【乏しむ・羨しむ】🔗🔉

ともし・む乏しむ・羨しむ】 〔他下二〕 物足りなく感じさせる。万葉集11「今だにも目な―・めそ相見ずて恋ひむ年月久しけまくに」

とも‐しらが【共白髪】🔗🔉

とも‐しらが共白髪】 ①夫婦ともに白髪になるまで長生きすること。友白髪。 ②麻糸をたばねて白髪に見立てた祝い物。結納ゆいのう・婚礼などの祝儀に用いる。

とも・す【点す・灯す】🔗🔉

とも・す点す・灯す】 〔他五〕 ①灯火をつける。点火する。とぼす。万葉集15「海原の沖辺に―・し漁いざる火は」 ②交合する。

とも‐ず【共酢】🔗🔉

とも‐ず共酢】 鮑あわびやあんこうなどの酢の物で、そのわた(きも)を使って作る合わせ酢。共わた酢。

広辞苑 ページ 14299