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ながめ‐くら・す【眺め暮らす】🔗🔉

ながめ‐くら・す眺め暮らす】 〔他五〕 眺めながら日を暮らす。物思いながら日を暮らす。和歌などで多く「長雨の降り暮らす」にかけていう。源氏物語若紫「ひるはつくづくと―・して」

ながめ‐ごえ【詠め声】‥ゴヱ🔗🔉

ながめ‐ごえ詠め声‥ゴヱ 吟詠の声。 ⇒ながめ【詠め】

ながめ‐ごと【詠め言・詠】🔗🔉

ながめ‐ごと詠め言・詠】 ①声を長く引いて歌うこと。古事記「弟儛はむとする時に―して曰ひしく」 ②詠嘆のことば。俊成女集「十五夜の御歌の中に、故殿の―おはしますと聞きしに」 ⇒ながめ【詠め】

なかめ‐ざい【中目材】🔗🔉

なかめ‐ざい中目材】 末口直径が14〜30センチメートルの丸太。

ながめ‐ざと【眺め里】🔗🔉

ながめ‐ざと眺め里】 眺めのよい里。男色大鑑「晴天の思ふままなる―」 ⇒ながめ【眺め】

ながめ‐の‐すえ【眺めの末】‥スヱ🔗🔉

ながめ‐の‐すえ眺めの末‥スヱ 見渡すかぎりの遠い所。謡曲、三井寺「―は湖の鳰照る比叡の山高み」 ⇒ながめ【眺め】

ながめ‐の‐そら【眺めの空】🔗🔉

ながめ‐の‐そら眺めの空】 物思いに沈んで見る空。多く「長雨の空」にかける。源氏物語賢木「いかに―も物忘れし侍らむ」 ⇒ながめ【眺め】

ながめ・ふ【眺め経】🔗🔉

ながめ・ふ眺め経】 〔他下二〕 物思いに沈んで月日をすごす。和歌などで多く「長雨降る」にかける。古今和歌集「ひとりのみ―・ふるやのつまなれば」

ながめ‐もの【眺め物】🔗🔉

ながめ‐もの眺め物】 眺めて楽しむもの。眺めるねうちのあるもの。 ⇒ながめ【眺め】

ながめ‐や・る【眺め遣る】🔗🔉

ながめ‐や・る眺め遣る】 〔他五〕 遠くを見やる。眺め渡す。見はらす。源氏物語明石「空さへ閉づる心地して―・る方なくなむ」

なか‐めり【無かめり】🔗🔉

なか‐めり無かめり】 (ナカルメリの音便ナカンメリのンの表記されない形)ないように見える。ないようだ。源氏物語末摘花「この中には匂へる花も―」

なが・める【眺める】🔗🔉

なが・める眺める】 〔他下一〕[文]なが・む(下二) ①つくづく見守る。物思いなどしながら一カ所を長いあいだ見ている。古今和歌集「ひとりのみ―・むるよりは」 ②見わたす。遠くのぞむ。千載和歌集「ほととぎす鳴きつるかたを―・むれば」。「山を―・める」

広辞苑 ページ 14578