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なかむら‐や【中村屋】🔗🔉

なかむら‐や中村屋】 歌舞伎役者中村勘三郎およびその一門の屋号。 ⇒なかむら【中村】

ながめ【眺め】🔗🔉

ながめ眺め】 ①ながめること。つくづくとみつめて物思いにふけること。和歌などで多く「長雨」にかける。古今和歌集「わが身世にふる―せしまに」。源氏物語東屋「心にかかりて―のみせられて」 ②見渡すこと。遠くのぞむこと。また、見渡したおもむき。眺望。けしき。謡曲、嵐山「―妙なる気色けしきかな」。「すばらしい―」 ⇒ながめ‐がち【眺め勝ち】 ⇒ながめ‐ざと【眺め里】 ⇒ながめ‐の‐すえ【眺めの末】 ⇒ながめ‐の‐そら【眺めの空】 ⇒ながめ‐もの【眺め物】

ながめ【詠め】🔗🔉

ながめ詠め】 声を引いて歌うこと。くちずさみ。夫木和歌抄13「心をやれるうた―かな」 ⇒ながめ‐ごえ【詠め声】 ⇒ながめ‐ごと【詠め言・詠】

なが‐め【長雨・霖】🔗🔉

なが‐め長雨・霖】 (ナガアメの約) ①長く降り続く雨。和歌などで多く物思いにふける意の「眺め」にかけて用いる。万葉集16「―忌み縫ひし黒沓さし佩きて」 ②五月雨さみだれの称。万葉集19「卯の花をくたす―の」

ながめ‐あか・す【眺め明す】🔗🔉

ながめ‐あか・す眺め明す】 〔他四〕 眺めながら夜をあかす。物思いにふけって夜をあかす。源氏物語須磨「御格子もまゐらで―・し給うければ」

なが‐めい【長銘】🔗🔉

なが‐めい長銘】 刀や鐔つばの銘を、二字銘などに比して、長く切ったもの。

ながめ‐いだ・す【眺め出す】🔗🔉

ながめ‐いだ・す眺め出す】 〔他四〕 物思いがちに内から外を見やる。源氏物語浮舟「少し端近く臥して―・し給へり」

ながめ‐い・る【眺め入る】🔗🔉

ながめ‐い・る眺め入る】 〔他五〕 つくづくと眺める。見つめて物思いをする。源氏物語野分「中将―・りてとみにも驚くまじきけしきにて」

広辞苑 ページ 14577