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なにがし‐くれがし【何某呉某】🔗🔉

なにがし‐くれがし何某呉某】 だれそれ。なにがしそれがし。源氏物語夕顔「―とかぞへしは頭中将の随身」 ⇒なに‐がし【某・何某】

なに‐か‐しら【何か知ら】🔗🔉

なに‐か‐しら何か知ら】 (「何か知らん(ぬ)」の略) ①何かわからない、あること。なにか。「―考え込んでいる」 ②(副詞的に)何かわからないが。どことなく。「―うさんくさい」 ○何かせむなにかせむ (反語の意)何になろうか、何にもならない。平家物語4「命生きても―」 ⇒なに‐か【何か】

なにか‐と【何彼と】🔗🔉

なにか‐と何彼と】 あれこれと。なにやかやと。いろいろと。源氏物語明石「うちやすらひ―の給ふにも」。「―御迷惑をかけます」 ⇒なに‐か【何彼】 ○何かと言えばなにかといえば 何か事あるごとに、同じようなことを言ったりしたりするさま。「―小言を言う」 ⇒なに‐か【何か】

なに‐がな【何がな】🔗🔉

なに‐がな何がな】 (ガナは副助詞) ①なにか。何物をか。宇治拾遺物語9「―取らせむと思へども」 ②なんであろうか。本朝桜陰比事「―と聞耳立つる折りふし」

広辞苑 ページ 14691