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なま【生】🔗🔉

なま】 [一]〔名〕 ①動植物を採取したままで、煮たり、焼いたり、乾かしたりしないもの。また、その状態。日本永代蔵6「塩鯛・干鯛も昔は―なれば」。「肉を―で食べる」「―の野菜」 ②材料に手を加えないこと。作為をほどこさないこと。「―の声」 ③録音・録画などでなく、直接に視聴すること。 ④技術が未熟なこと。完全でないこと。「職人としての腕が―だ」 ⑤生意気の略。「―をいうな」 ⑥現金。げんなま。 ⑦生ビールの略。 [二]〔副〕 なんとなく。どことなく。源氏物語蓬生「―、物のゆゑ知らんと思へる人、さるもの要じて」。今昔物語集27「此の男も―頭かしら痛く成りて」 [三]〔接頭〕 ①名詞に冠して、未熟、不十分、世馴れない、手を加えずそのまま、などの意を表す。「―兵法びょうほう」「―侍」「―女房」「―放送」 ②用言に冠して、すこし、どことなく、などの意を表す。「―おそろし」「―白い」「―暖かい」 ③動詞の連用形から転じた名詞に冠して、中途半端で不十分である意を表す。「―乾き」「―かじり」

なま‐あくび【生欠・生欠伸】🔗🔉

なま‐あくび生欠・生欠伸】 中途半端な軽いあくび。気分のよくない時などに出るあくび。「―を噛み殺す」

なま‐あげ【生揚げ】🔗🔉

なま‐あげ生揚げ】 豆腐を厚く切って軽く揚げたもの。あつあげ。

広辞苑 ページ 14718