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なやまし‐げ【悩ましげ】🔗🔉

なやまし‐げ悩ましげ】 悩ましいさま。気分が悪い様子。源氏物語胡蝶「御ここち―に見え給ふ」

なやま・す【悩ます】🔗🔉

なやま・す悩ます】 〔他五〕 悩ませる。苦しませる。困らせる。万葉集19「安眠やすい寝しめず君を―・せ」。「頭を―・す」

なやみ【悩み】🔗🔉

なやみ悩み】 ①なやむこと。くるしみ。思いわずらい。「―がつきない」「―多き年ごろ」 ②やまい。病気。わずらい。源氏物語明石「御目の―さへ、この頃重くならせ給ひて」

なや・む【悩む】🔗🔉

なや・む悩む】 [一]〔自五〕 ①いたみ苦しむ。病む。源氏物語賢木「例ならず時々―・ませ給へば」。天草本平家物語「中宮御懐妊あつて、もつてのほか―・ませられたによつて」。「神経痛に―・む」 ②苦しむ。こまる。思いわずらう。万葉集15「安けくもなく―・みきて」。「恋に―・む」 ③とやかく非難する。栄華物語花山「安からぬことに世の人―・み申して」 ④(他の動詞の連用形に付いて)…に難儀する。…しかねる。源氏物語槿「石間の水は行き―・み」。「若手がのび―・む」 [二]〔他四〕 ①苦しめる。なやます。好色五人女4「暮方の障子をひらき、身を―・みおはしけるを」 ②取り扱う。いじる。浄瑠璃、鎌倉三代記「手荒う―・むな、つい破われるぞ」

なや・める【悩める】🔗🔉

なや・める悩める】 〔他下一〕[文]なや・む(下二) 苦しめる。なやます。狂言、悪坊「いかう路次で出家をとらまへて―・めたが」。「民を―・める」「主の御心を―・める」

なや‐もの【納屋物】🔗🔉

なや‐もの納屋物】 江戸時代、諸藩の蔵屋敷などを経て販売する蔵物くらものに対し、民間商人が産地で買い入れ、大坂などに送って直接売買する米・商品。米ならば納屋米なやまいという。荷積問屋・荷受問屋・仲買・小売を経て消費者にわたる。

広辞苑 ページ 14760